トラウマフィルター | 美容皮膚科医の日常

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一美容皮膚科医の想い

またもや美容医療とは無関係の記事です 笑

 

他人の言動を理解し対応するときに、通常、自分の過去の経験というフィルターを通して行いますが、このフィルターがトラウマを伴う場合は非常に厄介で、ネガティブな思い込みによって歪められてしまうので、だいたい碌なことになりません。

 

争いが絶えなくなり、「やはり今回もそうだった」とトラウマが再生、上塗りされていき、どんどん関係が悪くなり、取り返しがつかなくなるというのが典型的なパターンですね。

 

そもそもトラウマを抱えていない人なんて、ほぼいません。それを素直に話せれば、救いがあるのですが、天邪鬼だったり、「強く生きる」ことを意識しすぎていると、相手を攻撃したり、試したりするような言葉に置き換わってしまいます。

 

そういう「強い言葉」を言われた方も、トラウマフィルターで理解、対応するので、いいことになりようがないのは容易に想像がつきます。

 

逆に、比較的精神的に落ち着いている人が、「強い言葉」を聞いたときに、どういう対応をするかですが・・・

 

その言われたことを分析しようとするのですね。頭の中にある過去のデータベースを検索して、現実に言われたこと、起こっていることに対する解決策を見出そうと奔走します。

 

結果どうなるか。

 

実際の発言内容や起こっている現象は発言者の本心ではなく、本当はもっと深いトラウマの根っこの部分を解消して、安心させて欲しいと言ってるのに過ぎないので、まったく噛み合わないのです。

 

こうなると、素直でない発言者は「違う。そうではない。わかってくれないないなら、もういい」という気持ちになり、実際、そう伝えてしまう、、、負のスパイラルに陥ります。

 

かような弱みを隠した人間関係というのは、もって約1年になります。まあ、弱みを見せるということは、自信がない人ほど難しいものです。弱さを見せたら負けだ、という考えが染みついていますからね。

 

精神的に安定していて、優しい人であれば、このような天邪鬼的な発言をする人に、噛み合わないながら自分を殺してでも誠実に対応していきます。しかし、この優しい人にしても、自分を理解してもらいたい、自分も癒されたいという欲求が通常あるでしょうから、限度はあるということです。

 

人それぞれの人生がありますからね。

 

自分の弱さを自然に見せることができるような友人を得ることができれば、、、いいですね。