新年のご挨拶 | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

東京都渋谷区 原宿 表参道
ペルラクリニック神宮前院長
本田淳のブログ

 あけましておめでとうございます。
いよいよ2016年(平成28年)が始まりました。皆様におかれましては、年間目標を立て果敢に取り組むべく気持ちを新たにされていることと思います。

当院は本年も、美容医療にありがちな収益第一で「お客さん」には不誠実といった、もはや医療とは言えないようなあり方を忌避し、「当り前のことをあたりまえのように行う」という軸を崩さずに診療していきたいと思います。昨年のブログにも書きましたが、具体的には、医師が診察し治療する。不必要な治療は行わない。十分に事前の説明を行い不安を払拭する。ネガティブな情報を隠さず開示する。できるだけストレスのない施術を工夫する。明朗会計(当院サイトに明記してある通り)・・・ということです。

これまでと変わらず、機器によるたるみ治療、多汗症・腋臭治療にフォーカスしていきますが、患者さん・クライアント様に自信を持って薦められる治療が現れれば、適時導入、展開していきたいと考えています。

雑誌などメディアでよく紹介されているものや、新治療にもかかわらず医師がブログでメリットのみ声高に叫ぶ、という類のものは、ただの宣伝ですので真はありません。近年、一部のメディアでこのような恣意的なトレンド創出が行われていますが、外野の方には見えない裏事情やあまり感心しない馴れ合いの人間関係から生み出されていたりするのです。

どのような業界でもこのようなことはありますので、単純に「悪」と断定できるものではありませんし、渦中の人間は「自分は正しいことをしている」という認識を持っている場合が多いものです。それでも、皆様方には、このような風潮にあまり振り回されずに、一意見として冷めた視点をお持ちになることをお薦めします。

自身の感性を研ぎ澄ませたうえで、実際に診察をお受けになり、医師と接して治療をお受けになるかどうかよくお考えください。望みもしないのに初診時に治療を薦められるとか、美容カウンセラーという意味不明の職掌の人間が話をするというのは論外です。私がクライアントなら、即、席を立つでしょう(経営コンサルタントなどが、医院に、カウンセラーの設置を経営上薦めることが多いので、このような施設がよく見受けられるのですが、非医療従事者らしい愚策としか言いようがありません)。

当院の場合、できないことはできないと申し上げますし、効果を誇大に喧伝することもありません(そもそも、医療ですから効果を保証することなどできません)。正確かつ正直にお話し、最善策を一緒に考えて、合意が得られれば治療に進むという当たり前のスタンスです。

とりとめもなく長くなってしまいましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。4日から通常の診療となります。


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