秋の七草とは、ハギ、キキョウ、クズ、ナデシコ、オバナ(ススキのこと)、オミナエシ、フジバカマ のことを言います。
夏も盛りが過ぎる頃にはキキョウが咲き始めます。赤や黄色の暖色系の花の中でこの紫の色をみると秋の気配を感じます。
和の風情を代表する花の一つだと思いますが、浴衣、手ぬぐい、団扇、扇子、暖簾など、涼しさの欲しい時には必ずといっていいほどお目にかかる花です。
キキョウ Platycodon grandiflorum A. DC. 東アジアの温帯に分布します。北海道西南部から沖縄の山野に生育します。
古くは、万葉集の中で『秋の七草』に読まれた朝貌の花(あさがお)は、桔梗のことだと言われています。
【桔梗門】
桔梗門は、清和源氏頼光の流れをくむ・土岐一族の代表家紋です。
使用した武士は他に加藤清正、坂本龍馬などでした。
江戸時代には、家紋を衣服につけるのは男性のみでしたが、婦人はこの桔梗を小型に線書きしたものを用いていました。
桔梗門の分布は、土岐氏の勢力範囲であった美濃・飛騨を中心に中部地方から西に拡がっていますが、この門を使用した家の多さもベスト10に入る有名な紋です。
この門を使用した最も有名な武将は明智光秀でした。


