夏の訪れとともにあちこちで見かけるようになる花の一つが木槿(ムクゲ)です。白、紫、赤と様々な色の花が咲きます。
ムクゲ Hibiscus syriacus 別名ハチス。中国原産です。名は中国名の木槿(もくきん)による。
ムクゲは韓国の国花です。
ムクゲは古代中国では(しゅん)舜と呼ばれました。朝、開花して、夕方になると萎む瞬時の花として捉えたからです。
実際、花は1日しか開花しない一日花です。でも、蕾が多いので、毎日咲き変っても、ずっと咲いているように感じられるのです。
日本語では古くは朝顔(あさがお)、後に無窮花(むくげ)、木槿花(もくげ)といわれていました。
江戸時代中期から後期頃にかけて、ムクゲには「木槿」の字が使われるようになりました。

