こけしちゃんお気に入りのフラワースポット。
ヨメナが群生しています。地下茎なので、繁殖力も強くどんどん広がっていきます。集団の美とはよくいったものです。
ヨメナ Aster yomena Makino
ヨメナといえば、こけしちゃんが思い出すのは伊藤左千夫の小説『野菊のごとく君なりき』です。
野菊とよく言いますが、一般的には野生の植物でキクに見えるもののことを野菊と言います。
ですから、一口に野菊と言うと、いろんな種類の花があります。小説にはシオン Aster tataricus L
(紫苑)の名前が出てきます。
シオンは、一つ一つの花は、ヨメナと似ていますが、花のつき方(散房花序)が違います。写真のヨメナは柄の先に花が一つ付いていますが、シオンは、柄の先に束になって花が付きます(散房花序)。
いずれにしても、ヨメナやシオン(野菊)は、『野菊の如き君』などと、美しい人の引き合いに出されています。
そして、なぜか野菊を見るとホッとして心が癒されます。


