ヤツシロソウ Campanula glomerata 別名、リンドウザキカンパニュラ。
花名のヤツシロソウ(八代草)とは、熊本県八代市に自生することに因んでいます。
ヨーロッパから西アジ アに広く分布しますが、リンドウザキカンパニュラは阿蘇地方の原産です。
ヤツシロソウ(八代草)は、生息地の環境悪化で、環境省レッドデータブックで絶滅危惧B類に指定されています。
絶滅危惧種の指定だったり、特定外来生物の指定だったり、いろんなことで指定するものを作らないと仕事をしたことにならないのでしょうが、お役所のやることはもっと他に沢山あるような気がします。
指定しようがしまいが、生えるところには生えるし、生まれるところには生まれるのに……。
生物の進化は、自然淘汰と突然変異が根底にあるわけで、ダーウィンの進化論以来ゆるぎないものになっています。
自然淘汰によって絶滅するのは、しかたのないことです。人類とて、同じこと……。絶滅危惧種かもしれません。

