テッセン Clematis florida Thunb.
中国原産。寛文年間(1661~72年)に渡来しました。
クレマチス属の原種のひとつで、日本へは桃山時代以前に渡来し、日本原産のカザグルマ(花びらの枚数は8枚)とともに栽培されてきました。
学名(種小名)のflorida というのは「花咲く」「目立つ花のある」という意味で、比較的地味な花を付けるヨーロッパのクレマチスと比較して付けられた名称。
ほかのクレマチスと同様、花弁のように見える白色の部分は萼片。花の直径は5~8cmとやや小型。花の中央にある紫色の部分は雄しべです。
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テッセンは蔓が庭木などに絡み付いて伸びていきます。
幼い頃、庭の片隅の木にテッセンが絡み付いて咲いていました。
縁側に立って庭を眺めていると木の枝に何か紐のようなものがぶら下がっていました。
蛇でした。テッセンを見るといつもこの光景を思い出します。

