今から十数年前のこと、携帯電話なるものをこけしちゃんの周囲の人たちが持ち始めました。
必要性をほとんど感じなかったのですが、携帯電話を持つことになりました。
確かに便利!
仕事の連絡や、出張中の営業マンとの連絡など……その気になればすぐ連絡がとれるのですから……。
でもネ!
他人との接触を絶って、何かに集中したいときでも着信のメロディが突然カバンの中やポケットの中で鳴るのです。
携帯電話ではプライバシーが守れません。
トイレのドアをいきなり開けられるようなものなのです。
ですから、こけしちゃんは携帯電話反対論者でした。
あれから何年か経ちました。
携帯電話の機能も驚くほど発達しました。
こけしちゃんは携帯電話片手にブログのネタにする花の写真を撮るためにあちこち動き回っていました。
たまに上京する時も、新幹線が遅れたときや、知人と待ち合わせの場所で、盛んに携帯電話が活躍していました。
最近、いろんな犯罪に携帯電話が利用されたり、携帯電話の弊害が最近指摘されたりしています。
大阪府の橋下知事らは学校への携帯電話の持込についていろいろな意見を述べています。
その一方、携帯電話で新聞が無料で見られるようになったり、近い将来、携帯電話で子供たちが勉強するようになるかもしれないのです。
こけしちゃんは、いつの間にか携帯電話反対論者であったことすら忘れているみたいです。
慣れとは恐ろしいものです……。( ̄ー ̄;