テレビのニュースで立冬を告げていました。最近めっきり寒さもまし、雨の日も多くなりました。
こけしちゃんが夏の始めから育てていたほおずきも、見るも無残な姿です。
枝を切り取って瓶に挿して、暫らく眺めることにしました。
やわらかい果皮が剥げ落ちて、葉脈だけが残っているのはとても奇麗です。
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小さい頃に、赤く色づいたほおずきの果皮を剥いて、色紙の着物を着せてほおずき人形を作って遊んだことがあります。
赤く、小さな丸い実は誰が見てもかわいらしいと思うに違いありません。さくらんぼの可愛さとどこか共通しています。
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葉脈だけが残って、中が透けて見えるようになると……
中に、丸くて赤い大きな実が見えてきます。でも、中には赤い実どころか何もないのもあります。
ほおずきが赤く色づいてきた頃、それを眺めているときはどれも中には赤い実が生っているだろうと想像しているはずです。
中が空っぽなんて誰も思っていないはず。
ほおずきばかりでなく、人も、会社も、全てに言えることですが、外見だけで判断するのは禁物です。
政治家だってそうです。好いことばかり言って実行しない政治家が多いです。
中が空っぽのほおずきみたいに……。

