菊の御紋は、後鳥羽上皇が菊の花を好んだことから…… | こけしちゃんのブログ

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常に何の拘束からも解放され、自由でありたい我儘人間。
仕事が多すぎて忙しい時は、自由時間が欲しくなります。いろんな束縛から開放され、自由時間を手にすると、暇をもてあまして何かやることを探し始めます。人は、ほんとに贅沢で我儘な人種です。


秋です。菊人形展や菊の品評会ががあちこちで見られるようになりました。


一般的に、キクといえば栽培されているものをそう呼んでいますが、和名をキク(またはイエギク Dendranthema grandiflorum (Ramatuelle) Kitam.)といいます。


野生品は存在せず、中国で1500年ほど前に交配によって生まれたとされています。交配親はチョウセンノギクとハイシマカンギクといわれています。


秋に咲く花ですが、日照時間を人工的に調節することにより、一年を通して供給されるようになっています。


こけしちゃんの住んでいる地域では、食用にする「もってのほか」などの品種もあります。


なお花言葉は「高貴」です。


西洋において菊は墓参に用いられます。日本でも葬儀の際の献花には菊が用いられますが、西洋の影響を受けていると考えられます。


そのせいもあり、病気見舞いに菊の花を贈ることはタブーとされています。


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日本には、古来350種ほど野菊が自生していましたが、ヨモギとともに、食用とされ、観賞の習慣は平安時代の頃に、中国から秋の重陽の節句とともにもたらされました。


万葉集には全く現われない菊が、古今集あたりから盛んに歌にも詠まれるようになりました。


春の桜に対して日本の秋を象徴する菊ですが、それが決定的になったのは、鎌倉時代に後鳥羽上皇が菊の花を好み、「菊紋」を天皇家の家紋とした頃からです。