7月5日(購入時)と9月7日(季節外れに咲いた大きな花)に紹介したホオズキです。
ホオズキの実が二つ付きました。写真の花の方はどちらか分かりませんが、色づき始めました。
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ホオズキ Physalis alkekengi var. franchetii
Physalis(フィサリス)は、ギリシャ語の「physa(水泡、気泡、ふくれたもの)」が語源。
alkekengi は、「ホオズキ」のアラビア語。
franchetii : フランスの分類学者「フランシェー」さんのふくらんだホオズキのさやに由来。
この実の中に、外側と同じオレンジ色の球形の ”ほんとの実”があります。
昔は、この実の中身を楊子などで掻き出して皮だけにしたものを口にして鳴らして、子供たちがよく遊びました。
子供が口にして鳴らす頬の様子から。また、昔の方言で「オホ」という名前の亀虫がつきやすかったことから「オホヅキ」となり、それがしだいに「ホオヅキ」になった、とも言われています。
ほおずき(ほおづき)は、「鬼燈」、「鬼灯」、「酸漿」とも書きます。
別名 「輝血」(かがち)。
花言葉は『偽り』です。
原産地は東南アジアです。その他東欧やアメリカ大陸など温帯に自生しています。
主に観賞用や食用として栽培されるそうですが野生のものもあるそうです。
ホオズキは、花の開花時期にあわせて日本各地で「ほおずき市」が開催されています。中でも、7月初旬に開かれる東京浅草寺のものは江戸時代から続いており、歴史が古いものです。
平安時代より鎮静剤として利用され、江戸時代には堕胎剤としても利用されています。現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果があるとして、干して煎じて飲む風習がある地方があります。
日本では、アメリカ原産のセンナリホオズキ(Physalis angulata)が日本で野生化しています。