ムラサキシキブ Callicarpa japonica Thunb. 優美な紫色の果実を紫式部の名をかりて美化した名前です。
紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」 (西暦1000年頃の人)にたとえました。
また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となっていったとの説があります。
北海道の南部から沖縄および朝鮮半島、中国に分布します。
花よりも実を楽しむ植物で、紫色・白色の実をつけます。
白い実の方は正しくはシロシキブと言いますが、釣竿の様に伸びた枝の先から付け根まで、小さな丸い実をたくさんつけます。
花言葉は「上品」 です。
