エノコログサ Setaria virnidis Beauv. 犬の小草の意味で、その穂が子犬の尾に似ているからこの名前がつきました。
ネコジャラシとともに、犬や猫をじゃらして遊ぶところからついた名前です。
英語では、Foxtail grass という名があり、キツネの尻尾草です。着眼点は、日本の場合とよく似ていますね。
日本および中国に分布し、日本各地の平野にはえています。
現在は一般的に食用としては認識されていませんが、粟の原種なので、食用に使えるそうです。
若い葉と花穂は軽く火であぶり醤油などで味付けしたり(風味はポップコーンに酷似)天ぷら にしたりして食べられるそうです。
ただし終戦直後,大量に食べて中毒を起こした学者がいました。みんなも気をつけましょう。
近代以前の農村では酷い飢饉の際に,カラスムギなどと共にこれを食用としたこともありました。粟の遺伝子が混じっているので食用になりやすいのでしょう。
これが食用になるとは考えにくいですが……。
そんな日が来ないことを祈るだけです。食料の自給率,主食の米だけでも100%であって欲しいです。
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三笠フーズの事故米の転売が問題になっています。国同士のお付き合いとはいえ,何故農薬やカビに汚染された米を買わなければならないのか?
政府の,税金の使い方が間違っています!
