先日、カオリーヌさんから読書についてのコメントをいただきました。読書について考えていることをまとめました。
【語彙力】
幼児に読み聞かせをするお母さんはたくさんいます。何故読み聞かせが必要なのでしょうか?
それは、幼児期に数多くの言葉をインプットするのが目的のひとつだからです。歌を歌ってあげるのも同じです。要するに、語彙(ごい)力を豊富にすると言うことです。
人間は文章を書くにしても、物事を考えるにしても言葉を用いています。語彙力が多くあった場合と少ない場合では、おのずと差が出てきます。語彙力が多いほうが表現力が豊かですし、多様な考えが沸いてきます。語彙は豊富なことに超した事はないのです。
【読書習慣】
読書習慣のない人は、例え大学生であっても絵本から読み始めるのが良いという考え方があります。
それは、同じ本であっても、その年齢なりの読み方が存在すると言うことです。小学生には小学生の読み方と感想が、大学生であれば大学生の読み方が、その人の積み重ねてきた経験によって、読書の仕方があり、千差万別です。
一度読んだ本を、後でもう一度読み返すことがよくあります。そのときには、また、前に読んだ時とは別の新たな発見があるはずです。
年齢が何歳だから、この本を読まなければならないという決まりなどないのです。
【本嫌い】
私は、小学校に入学する前年の冬には、両親に「あいうえお」を教わって、新聞のひらがなの拾い読みができるようになっていました。そして、サンタクロースのクリスマスプレゼントに、『偉人の少年時代』という一冊の本がありました。
小学校低学年向けと書いてあったように記憶しています。内容はほとんど覚えていませんが、ワシントンと桜の木のお話があったと記憶しています。
私は、なぜか本が大嫌いでした。その本も勿論、見るのもいやでした。私の本嫌いの原因は、今考えるとこのクリスマスプレゼントに原因があるように思います。
サンタクロースがくれた本は難しすぎたのです。サンタクロースは、『偉人の少年時代』を読んで、偉人になって欲しいと思っていたのでしょう。
ひらがなを覚えたばかりで、小学校低学年向けの本が読めるはずがないじゃないですか。勉強もそうですが、ちょうどのレベルと言うのがあるのです。
一回り大きいものを準備していいのはせいぜい成長期の子供の洋服くらいのものです。
靴でさえ大きすぎると偏平足になったり足の骨格異常になってしまいます。