ピンクの薔薇の花。何と優雅に気品高く……淡い優しさを漂わせています。写真もうまく撮れたみたいです。
薔薇は古代より繁栄と愛の象徴とされてきました。
ギリシャ神話では、愛と美の女神「アフロディーテ」が海から誕生したときに、大地がそれと同じくらい美しいものとして、バラの花を作ったとされています。
ギリシャ時代にはビーナスと結びついて、「愛と喜びと純潔」を象徴する花とされました。
これが花嫁が結婚式にバラの花束を持つ風習につながったとされます。
ギリシャの叙情詩人アナクレオンが、紀元前6世紀に、
バラなる花は恋の花、
バラなる花は愛の花、
バラなる花は花の女王
と唄っています。
また、ローマ人は、一輪のバラを天井につるし、その下でなされた話は一切秘密にするという約束を守ったので、 「バラの下で」という言葉が「秘密に」という意味になって今に残っているそうです。
確かに薔薇は美しい花です。特に真赤な薔薇に美しさを感じない人はいないでしょう。でも、これ見よがしに咲き誇る真赤な薔薇には、私は近寄りがたい距離を感じてしまいます。
近づいて手に取ろうとすると、チクッと刺されそうです。