最初にお断りしておきたいのは、

これはスウェーデンに限った話ではないであろうこと

あくまで私の周りであった出来事から

初めて気づいた現実について

今日は書きたいと思います

 

私の友人(男性)には、

息子より1年ほど年下の娘さんがいます

彼にとっては初めての子供ですが、

彼のパートナーさん(仮にAさんとします)にとっては二人目の子供

Aさんの長子はやはり女の子(B子さんとします)です

B子の父親とは、

彼女が生まれる前から別居しており

産まれてからは共同親権を持つことで合意して

B子ちゃんは、1週間ごとに両親の間を行ったり来たりしています

離婚率が50%以上を超えるスウェーデンでは、

共同親権が当たり前

よっぽどのことがない限り単独親権は認められません

 

余談ですが、

私の知人は元夫との間の息子さん2人の単独親権を得るため、

9年裁判を続けてやっと認められました

元夫はアルコール依存症で、

息子さん二人を同乗させた車で

2度大きな事故を起こしたにも拘わらず

単独親権が認められるまでに

これだけ長い年月がかかりました

決めてになったのは、

息子さんたちの

「パパとは一緒にいたくない

ママと一緒にいたい」

という法廷での証言だったそうです

 

話をB子ちゃんに戻します

この子はかなり自己主張

というか

我が儘・かつ頑固なところがあって

たまに会う私と夫でさえ

対処するのに苦慮することがあります

また気分の浮き沈みの激しさも、

ほんの数時間一緒にいるだけの私達にも明らかなほど

夏休み始まってすぐに遊びに来た時に、

これはちょっと...

という出来事があり

友人にやんわり「困ったのよね」

と伝えたところ

この背景にある問題を打ち明けてくれました

 

B子ちゃんがお父さんの家にいる1週間

食事はPizzaのみ

家にこもってTVをみるだけ

お父さんが遊んでくれたり、一緒に出掛けたりすることはない

でもお菓子は食べたいだけ与えられる

そんな生活を送っているそうです

B子ちゃんはお父さんといても、

自分の存在意義が全く感じられず

ママのもとへ帰ってくると2日ほど落ち込んでしまう

そのためママと一緒にいる1週間の間は、

B子ちゃんの気分を上げるために

ママは何でもしたいことをさせる

B子ちゃんが生活のすべての中心になるそうです

”家族”で予定を立てていたとしても、

B子ちゃんが直前に

「こうしたい」

と言えば問答無用で予定は変更

彼には相談なしで予定変更がされるため、

いきなり10-15分前にその事実が告げられて驚く

ということが日常茶飯事なんだそうです

そんな生活が1週間ごとに繰り返されるため、

B子ちゃんも気分のUp-Downが激しくなってしまったのではないか?

と彼は心配していました

 

父親と母親が最も恐れていること

それはB子ちゃんが

「パパといるのは嫌だ、ママとだけ一緒にいたい」

「ママといるのは嫌だ、パパとだけ一緒にいたい」

と言い出して、共同親権を失うこと

表現が乱暴になりますが、

娘のこの主張を利用して単独親権をとりたい

少なくとも、

母親であるAさんは虎視眈々とそれを狙っているそうです

そのために親はひたすら娘の機嫌を取り続け

自分の要求は何でも通る

それが当然だと娘は思って育つ...

なんだかもう肝心な子供の人格形成やら人生やらはそっちのけで、

大人のエゴを通すための闘い・争い

にしか思えません

 

我が家も大喧嘩することはあります

そのたびに

息子を連れて日本へ帰ってやろうか!

と思います(笑)

が、実際にやったら誘拐になるのでしませんし、

息子を父親から引き離すのは私のエゴでしかないと

その都度自ら反省しています

 

繰り返しますが、

今日のブログは身近であった出来事から

私個人が感じたことをつづっただけであり

共同親権批判だったり

両親の間を行ったり来たりしている子供の全てが

こんな状況におかれている

という意味では決してありません

共同親権であれ、単独親権であれ、

ご両親から愛され、一人の人間として尊重されて

すくすく・のびのびと成長しているお子さん達は沢山います

自分はそんな親の一人でありたい

という思いから

今回のことブログに書き留めて残すことにしました

 

 

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