※蠱惑…こわく。心を引きつけ惑わすこと。
---ウーフ平野---
ヨシュカ「サウロとリヒトは竜たちが集まっているアールヴ山岳に向かうと言っていましたね。そこにもきっと記憶の石柱があるはず。ボクたちも向かいましょう。」
冒険者[頷くエモート]
ヨシュカ「といっても…アールヴ山岳は今も存在しているのでしょうか?冒険者さんは闇竜フィンスダンの住む山に見覚えはありませんか?」
冒険者[考えるエモート]
【エルフ山脈へ向かいますか?】
[選択肢]
①エルフ山脈へ移動する
②まだここに留まる
[①の場合]共通文へ
[②の場合]ウーフ平野に留まる
冒険者[エルフ山脈に移動する]
---エルフ山脈---
冒険者[記憶の柱に触れる]
幻[リヒトと何者か話している様子が映る]
---ミッションが更新されました---
冒険者[記憶の柱に触れる]
---アールヴ山岳---
ヨシュカ「なんだか肌寒いですね。」
冒険者[頷くエモート]
ヨシュカ「この先に闇竜フィンスダンのいる闇竜の巣窟があるはず…」
???「あ!冒険者さん!」
リヒト「冒険者さん、先に来ていたのですね!」
冒険者[頷くエモート]
リヒト「よかった、貴方ならきっと来てくれると思っていました。」
[選択肢]
①世界を守る為に力を貸したい!
②気になることがあるんだ。
[①の場合]リヒト「ありがとうございます。冒険者さんも協力してくださるのなら、私たちも心強い。一緒に竜を討伐し、世界を平和へと導きましょう。」
[②の場合]リヒト「気になる事?それは一体……いえ、冒険者さんには冒険者さんの考えがあるのでしょう。深く詮索はしません。お互い力を合わせ、世界を平和へと導きましょう。」
ヨシュカ「アインザーム…本当にリヒトたちと共闘するんですね。」
アインザーム「私は竜狩りに来たのではない。雪竜リューディアや雷竜ブリッツが本当に封印されるべきなのか見定める為にここに来た。彼らに全て非があるとは到底思えない。民の命を守るべき者として、この剣を向けるべき本当の敵はなんなのか、見定めるべきなのだ。」
[①も②も同じ会話]
アインザーム「フッ、心にもない事を。」
サウロ「それにしても、君たちが来てくれるなんて正直驚いた。ここまでの道中、君たちの姿が見えなかったから、てっきりケルトイを探しに行ったかと。」
ヨシュカ「ケルトイは…」
サウロ「いや、言いたくないのならいわなくていいさ。それよりも…」
サウロ「分かるかい?奥から溢れ出る強大な気配が…ここから先は竜たちの領域だ。いつ、なにが起こるか分からないし、無事に帰れるかも分からない。それでも来てくれるかい?」
ヨシュカ「ここまで来て逃げ帰る訳にはいきません。ボクたちは観測者として、真実を知らなければいけないんです!」
冒険者[喜ぶエモート]
サウロ「真実、か。もう覚悟は決まっているようだね。それじゃあ改めて、気を引き締めて行こうか。」
冒険者[頷くエモート]
---アールヴ山岳・闇の城前---
???「あらあら〜、こんな大事な時期に誰かと思えば、アナタたちだったのねぇ〜。」
ヨシュカ「あなたは…ピュリース?」
ピュリース「はぁ〜い、お久しぶり。皆、よくここまで辿り着いたわね。」
アインザーム「…?そなたたちの知り合いか?」
サウロ「慈愛の女神ヴェルトリアの副神…愛執の女神ピュリース。以前会った時と姿が異なるが間違いない。どうして君がここにいるんだ?それにその格好は…」
ピュリース「ふふふ。実は私、このお城の主人から門を守るよう頼まれたの。でも、こ〜んなジメジメした暗い場所じゃあ、私の色鮮やかな桃色の翼が映えないでしょう?だからイメージチェンジしてみたの。どお?この姿も魅惑的で愛らしいでしょう?本当なら諸手を挙げて歓迎したいところだけど…ここから先へ通す訳にはいかないのぉ。悪いけど、お引取り願えないかしらぁ?」
[選択肢]
①ここを通して欲しい。
②この奥になにがあるの?
[①の場合]冒険者[呆れるエモート]
ピュリース「そう言う訳にはいかないのよぉ。今はとっても大事なときだから、ここから先に行かせる訳にはいかないのぉ」
[②の場合]ピュリース「あら?もしかして…アナタたち、なにも知らずにここへ来たの?ここには…ハッ!いけないいけない、お楽しみは最後までとっておかないと!」
リヒト「愛執の女神ピュリース…あなたが何故、悪に手を染めたのかは分かりません。ですが、世界を脅かす敵となったのであれば、私は容赦しません。竜もろとも討伐してみせましょう。」
ピュリース「ふぅん…世界を脅かす敵ねぇ。それは一体どちらを指しているのかしら?自然と共に生きる竜か、それとも、神の操り人形であるアナタたちか…ふふふ、この戦いがアナタたちの運命を決める…いいわぁ!最高にたきるじゃなぁい!さぁ私と一緒に死の舞踏を踊りましょう!」
サウロ「ひとつ、教えてくれないか?君がここにいるという事は、もしかしてケルトイもここにいるのかい?」
リヒト「ケルトイが!?一体どうして…まさか、また竜にさらわれたのか!?ケルトイは無事なのか!」
ピュリース「さぁ?私はなあんにも知らないわぁ。自分の目で確かめてみる事ねえ。」
[お互い武器を構える]
[ピュリースと戦う]
ピュリース「ふふふ、なかなかやるじゃなぁい。でも、その程度じゃあここは通せないわよ♪」
サウロ「くっ!動きが早くて狙いが定まらない!」
リヒト「このままじゃあ消耗する一方だ。なにか策を考えないと…」
アインザーム「ここは私にまかせてくれ。」
サウロ「アインザーム!?」
アインザーム「全員でこの者の相手をすれば、勝利する事はできるだろう。だが、戦力を温存する為にも、誰かが先駆けなければ本丸には辿り着けない。」
サウロ「だ、だが…!」
アインザーム「ケルトイ、と言っていたな。その者の事でなにか気になっている事があるのだろう?そなたがどんな業を背負っているのか知らぬが、己の思うがまま行動しろ。」
サウロ「分かった。恩に着るよ。」
リヒト「感謝します。ここは任せましたよ。」
[アインザームを残して先に進む]
ピュリース「えー!皆行っちゃうのぉ?もっとお話してくれてもよかったのにぃ。」
アインザーム「よく言う…あのままそなたの相手をしていたら、周囲に潜んでいた竜たちに一斉攻撃させるつもりだったのだろう?」
ピュリース「あら、ばれちゃった?」
[ピュリースが手を挙げると、霧竜が現れる]
ピュリース「アナタに恨みはないけど、あの子の邪魔をされる訳にはいかないの。ここで大人しく倒されるか、自分のお家へ帰ってちょうだい。」
アインザーム「…リューディアに比べたら、この程度、脅威ではないな。」
ピュリース「あら?」
アインザーム「あいにく、私はこんな所で死ぬ訳にはいかない。」
アインザーム[抜刀し、剣を構える]
アインザーム「我が名はアインザーム。推して参る!]
---ミッションが終了しました---