また10日ほど田舎に帰ってきました。



ずんずん一人で歩いていくぺっぺ。



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荷物が重くなるので、あまり絵本を持っていかず、地元の図書館へてくてくと通いました。

そんな図書館だのみの7月によく読んだ絵本をさくっと紹介します。




『やまなしもぎ』

(平野直再話、太田大八画、福音館、1977)


「ゆけっちゃかさかさ

 ゆくなっちゃがさがさ」


ここちよい音。

病気のおかあさんのために、3人の子がそれぞれやまなしを採りに向かう際の繰り返し部分、平野直さんのテキストは絵本の展開とともに上手にまとめてあり、くどくなりすぎない。

今回あらためて何度もよみきかせていて、良い文だなあと思いました。

ぺっぺも時々「ゆけっちゃかさかさ」など、つぶやいていました。





『だるまちゃんとてんぐちゃん』
(加古里子、福音館、1967)

だいぶん前に図書館で同シリーズを何冊か借りて読んでいて、この絵本でぺっぺは〈やつで〉のはっぱを覚えました。

さいきん「だるまちゃんとてんぐちゃんがよみたいの」と言ったので、また借りてきました。

だるまちゃんはてんぐちゃんの持っているものがなんでも欲しくなり、うちわ、帽子、履き物、そしてさいごは長ーい鼻まで。

うちに帰っておとうさんのだるまどんにお願いすると、だるまどんは〈鼻〉ではなく、いろいろな〈花〉をあつめてきてくれます。

だるまちゃんは「ちがうよ ちがうよ まるでちがうよ!」と叫びます。
この場面が本当に何度読んでもおかしくて、傑作ですよね。

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とある日、田舎の台所にて、おじいちゃん(父)が、わたしの大好きな〈かまど〉の最後の一個を「いただくよ」とひょいと食べようとしました。

✳︎香川の銘菓で、母が香川に住む友人からもらったもの。娘のわたしが好きなので、子どもの頃からよく買ってきてくれていた。ひよこより皮のしっとりした口あたりが断然大好き。

思わず、

「ちがうよちがうよおかあさんのだよ!」

と口走ってしまったら、

向こうの部屋でばあアンと遊んでいたぺっぺが、

「おおまちがいのとんちんかん」とニコニコしてこっちを見て言う。

そして、
「かおにあるはなだよ」
「てんぐてんぐちゃーんてんぐてんぐちゃん」と「蛙の夜まわり」のメロディで歌いだしました。

このあと〈ちがうよちがうよ〉は我が家で時々使われています。

ダルマ

『セミたちの夏』
(筒井学 文・写真、小学館、2012)

写真と平易なテキストでセミのことを紹介してくれます。
田舎へ帰るまえに、夕方の散歩のとき、穴から出てきたセミの羽化をぺっぺと観ました。
でもその観察していたセミは、結局うまく背中から羽を出せないままだったようで、翌朝も木にとまっていました…

羽を乾かしている透きとおったセミ、抜け殻なども。
そのあと散歩で、抜け殻を見つけるようになりました。
田舎では、朝方、まだ白い色のセミがうまく飛べずにもがいているのを助けようとしたり(足が折れているのか木にしがみつくこともできなかった)
セミの鳴き声をじっと聴いて、「ぬけがらないてるかなぁ」とも言っていました。

やしの木

『なつはうみ』
(内田麟太郎作、村上康成絵、偕成社、1997)

あんまり暑すぎて、ツキノワグマが海へ行くぞー!と叫び、山のみんなででかけます。
♪なつはうみ うみにかぎる うみにかぎが かかってても♪
と歌いながら。
最後は山も海にきてしまうオチ。

なんでもない話ですが、青い海へのわくわく感があふれる絵本です。

この歌がはまりまして(メロディは適当)、わたしが歌い出すと
「うみにがじ(ぎ)ーがー かかっててーもー」とぺっぺも歌ってくれます。
海へとむかう車内でもよく歌いました。

波



1ヶ月前にまびいたニンジン、葉っぱが成長していました。

ぺっぺと抜いてみたら、まだまだひょろりニンジンだったけど、

「にんじんだねぇ、にんじんぬけたねぇ」


ばあアンにわたすの、ともっていくところ。



『にににんにんじん』

(いわさゆうこ、童心社、2017)

野菜の本といえば、いわさゆうこさんの「どーんとやさい」シリーズ。

絵本内で、水で洗ったらきれいなオレンジ色になる場面があり(表紙も)、それを真似てぺっぺと一緒に洗ってみたら、

「おれんじいろ、ちえいなおれんじいろ」と。




毎日は海に行けないので、プール遊び。

野生すぎるプール…父が畑用に役に立つかもと買ったらしい浴槽(?)をプールがわりにしています。

最初は中に入って遊んだり、中から水を撒いたりするだけだったのが、自分で出入りしてまわりに水かけまくって遊ぶように。


ぞうさんジョーロと手桶を手に、ずっと一人しゃべり。

「あさがおさんにおみずあげてー」

「めだかさんにみずたしてるね」(左にホテイアオイ等の浮かぶ甕があって、メダカがいる)

「こけさんにもみずかけたよ」



アサガオの色水


ゾウ




『さんまいのおふだ』

(水沢謙一再話、梶山俊夫画、福音館、1985)

(こどものとも 1978年1月号)


新潟の昔話。

山で花を探していたこぞうが、日が暮れて帰り道がわからなくなり、うっかり〈おにばさ〉の家に泊めてもらう。夜中におにばさの正体を見たこぞうは、べんじょへいきたいと言って逃げようとするが、腰に縄をつけられる。

そして、「こぞう こぞう いいか」ときかれるたびに、こぞうが

「まだ まあだ、ピーピーのさかり」


べんじょのかみさまが〈さんまいのおふだ〉をくれ、それを使って(「やまになれ」と山を出現させおにばさの行手をさえぎるなど)、おしょうさんのところまで逃げて行く。のんびりおしょうさんにやきもきするものの、最後はとんちを利かせてやっつけてくれます。


ぺっぺが、「ぴーぴーのさかり」と覚えて何度も言ってました。おもしろいもんね。

ほかにも、魅力的な語りがつまっています。


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『うしはどこでも「モ〜!」』

(エレン・スラスキー・ワインスティーン作、ケネス・アンダーソン絵、桂かい枝訳、すずき出版、2008)


犬、アヒル、カエル、にわとりの鳴き声が各国で違うことを関西弁でたのしく。

ぺっぺがはまって何度も読みました。特にイギリスのカエルは「リビッリビッとなくねん」のところがなぜか大好きで。参加型で楽しみました。


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『ぞうのこバナ』は、なんとまどみちおさんのテキストに堀内誠一さんが絵をつけている!

〈1969年に月刊絵本「ワンダーブック」に収録された幻の作品を絵本化〉とのこと。新刊棚に置かれていました。

(世界文化社、2023)


話は、うーん…ほんとうにまどさんが書いたの?と思うようなものでしたが(特に最後の、市長さんに頼んでヘリコプターでおかあさんが来るところ)、ゾウさん好きで堀内さんの絵になじみがあるぺっぺは、何度も読んでほしがりました。



『ミッケ』も少しデビューしてみました。

『しりとりあそび しろとくろ』も何度か読むと全部言えるように。

『あみだだだ』も数日はまってました。

『おちゃのじかんにきたとら』『ロージーのひよこはどこ?』も借りていた間は何度も読みました。


『タンゲくん』はそんなに好みではなかったかな、でも何度か読んでいました。

『かかかかか』はもっと小さいときにも借りて読んでいましたが、今回あらためて読むと、理解できることが増えているなぁと思いました。



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石ゴロゴロ浜で、ヤドカリをたくさんみつけるぺっぺ。



わたしがテントの撤収をしてから戻ると、

↑の海藻を「きゃべつ」と言って、スコップに入れて遊んでいました。


そして、

「きゃべつあるよ」

「ぶたやまさんになるよ」「ぶきゃ」

「きゃべつごはん」

と、『キャベツくん』(長新太、文研出版)の世界に入っていました。


ふとしたときに、絵本がひょいとあらわれて、たのしむぺっぺ。



ばあアンと海。




帰ってきてしばらくして、

ぺっぺ「なにかいてるの?」

わたし「うみ?」

ぺっぺ「うみだねー」

と何度も言いながら描いていました


翌日は、「もっとながーいのかくの」

と言うので


買い置いていた無印のロール紙を出したら、

しばらく集中して描いていました。




2歳4ヶ月も、いっぱい絵本をよんで、あそぼうね。