ペペロンチーノのひとりごつ -4ページ目
2016年01月01日

フォースの覚醒

テーマ:ぶつぶつ
新年明けましておめでとうございます。
珍しく、元日はおろか、元旦に何か書いてみます。
年取ると人の名前とかすぐに出てこないよねぇ、って話を書きます。

昨年末、『スター・ウォーズ』の新作が公開されましたね。
ハリウッドを代表する大作と言われる映画ですが(NHKのニュースでもそう言っていた)、ハリウッド映画だったのって、今回のディズニー製作新シリーズと最初の1本目しかないんですって。あとは、1本目の監督料を放棄する代わりにキャラクター権を手にして大儲けしたジョージ・ルーカスの言わば「自主制作映画」なのだそうです。これ、町山智浩氏がどこかで話してたことの受け売りなんですけどね。

で、この話をうちのヨメにしたんです。
「イギリスで撮ってたりもしたらしいよ」という私の言葉を受けて、ヨメが「そう言えばユアン・マクレガー出てたよね」と言おうとした時のことです。

この「ユアン・マクレガー」が思い出せない。

要するに「『スター・ウォーズ』って必ずしもハリウッド映画じゃないんだってよ」「そう言えば英国俳優ユアン・マクレガーも出てたよね」ってだけの会話です。

この「ユアン・マクレガー」の名前をヨメは思い出せない。
しかしそこは長年連れ添った夫婦、なんなら学生時代からの付き合いですから、私はヨメが誰のことを言おうとしているのかすぐ分かったのです。
すぐ分かったんですけど、私も名前が出てこない。
夫婦揃って、顔を思い出してるのに名前が思い出せない。

ヨメ「あの、あれ、作家やってた映画に出てた」
(↑ポランスキーの『ゴーストライター』を言おうとして映画名が出てこない)

俺「あれだ、あの、『何とかじゃない』って映画に出てた」
(↑『普通じゃない』を言おうとして思い出せない)
ヨメ「そうそう」

俺「『何とかじゃない』はアレだ、あのー、俺がいつもゴッチャになる3監督の1人だ」
(↑ダニー・ボイルの名前が出てこない)

俺「あれは誰が監督だっけ?トム・クルーズの『片目の若大将』」
(↑『ワルキューレ』が出てこない上にダニー・ボイルとブライアン・シンガーを混同している)

俺「あの、あれ、アオヌマシズマーみたいな映画」
(↑『ユージュアル・サスペクツ』が思い出せない上にカイザー・ソゼが出てこない)
ヨメ「あー分かる。なんとかケビンが出てたやつ。あの人最近見ないね」
(↑ケヴィン・スペイシーの名前が思い出せない)
俺「最近はテレビドラマに出たり製作したりしてるらしいよ。あれだろ?あのー、ケヴィン・ベーコンじゃなくて」
(↑だからケヴィン・スペイシーだし、そもそもどんどん遠くなっている)

俺「『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』は監督誰だっけ?」
(↑そんな面倒な映画名は思い出せるくせに監督名が思い出せない)
ヨメ「それはマドンナの旦那じゃなかったっけ?」
俺「ああ、ガイ・リッチー!」
(↑これは正解)

俺「で、そのどっちでもなくて、『トレインスポッティング』の監督だ!」
ヨメ「それはアレでしょ?『なんとかミリオネア』の」
俺「『スラムドッグ・ミリオネア』!ダニー・ボイルだ。で、『トレインスポッティング』の次の映画」
(↑また『普通じゃない』に戻ろうとしている)

俺「えーっと『運命じゃない人』じゃなくて」
(↑とうとう邦画になってしまった)
ヨメ「分かった。あの、あれ、あの女優が出てたやつ」
(↑キャメロン・ディアスを思い出して名前が出ない)
俺「そうそう」
(↑ホリー・ハンターを思い出して名前が出ない)

もう一度言います。
「そう言えばユアン・マクレガーも・・・」
って言いたいだけだったんです。

この現象は、井上陽水に言わせれば「新しい世界が開ける」ってことらしいです。言わばフォースの覚醒ですな。
「コンサートで同じ曲を2回歌っても皆さん気付かなかったりしてね。ハッハッハ」言うてましたわ。
2015年11月14日

おっさんスパイラル

テーマ:ぶつぶつ
「ほら、籐の椅子ってあるじゃない?」
そう言った私の言葉に彼女は軽く怪訝な顔をした。

相手は25歳の女性。
ちょっとした仕事のアルバイトで受付嬢をお願いしている。どこぞのモデル事務所に所属しているそうで、人当たりがよく如才ないのだが、あまり物を知らない。いや、オッサンと話すには若すぎるのだ。
「トウ・・・の椅子?」

どうして「籐の椅子」なんて話をしたのか、そんな経緯は置いておくとして、そもそも「籐の椅子」自体がたとえ話だったのに、たとえ話のたとえ話をしなければいけなくなった。

「えーっと、エマニュエル夫人の座ってるような椅子」

オッサンが頭をフル回転させて出てきた比喩はこの程度だった。

「あ、エマニュエル坊やじゃないよ」
「???」

こうしてオッサンは負のスパイラルにはまっていく・・・。

2015年04月04日

羊をめぐる冒険

テーマ:ぶつぶつ
どうやら今年、私は年男らしい。そうです私はひつじ年です。めぇ。
ビビッてたじろぐくらい久しぶりにブログを更新したかと思ったら、4月にもなってやっと新年の抱負的なことを書こうとしている自分にビビッてたじろいでいる。

そういうわけで、抱負を立てたよ。

次の年男までに素敵なオジサマになる

我ながら素晴らしく遠大な計画です。アシモフの「ファウンデーション」並みです。もはや新年の抱負ですらないからね。
だいたい私は、厄年の時に大病を患うこともなく、むしろ風邪すらひかなかったんじゃないかと思うくらい健康体で、しかし株と外為で大損こいたことで厄年を乗り切り、「金で解決する男」として今日ここまでやってきたわけですが、どうもね、寄る年波には勝てない。

どうやら老眼が始まったらしい。

ショック!タイムショック!アタックチャンス!その通り!
チャン・イーモウ『妻への家路』のコメントでも書いたけど、いま『紅いコーリャン』を観たら目がチカチカするよ、きっと。

現実に年齢を感じる事態が発生したことで、次のステップを考え始めたというわけですな。
感心だな俺。意識高い系。なんだよ意識高い系って。なんのヒネリも出てこないじゃないか!面倒な奴らだ。

ところが大きな問題があるのです。

世の中に、目標とすべき素敵なオジサマが存在しない

いま、ドラマなどを見ていると、私より年長(まだお爺さんには至らない)の男性の役柄のほとんどが「情けないお父さん」「無能な上司」「ダメなオジサン」ばかりのような気がするのです。そんな役、渡辺いっけいにやらせとけ!
年齢不詳のカッコよさとかアンチエイジングとかじゃないんですよ。だって俺、トム・クルーズじゃないもの。年齢相応の良さ。そういう目標とすべき人がいない。もはやロマンスグレーは死語なのか!児玉清が最後だったのか!なぜ角を獲らない!

それでは皆さん、12年後にお会いしましょう。

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