私もいらないよ~(追記あり) | 気がつきゃ認知症

気がつきゃ認知症

ひとりっ子同士夫婦の私達。子供は自立し孫もいますが、孫の成長と逆行するように進行していく義父母の認知症。  そこに実父母の遠隔介護も加わる。

  ※クバ=姑 主役(笑)

  ※クジ=舅

 

 

 

2015年12月11日

 

夕方お風呂の前の廊下の掃除をしていたらクジがお風呂に入るため部屋から出てきた。

 

テキトーにやり過ごそうと思ってスルーして掃除をしてたら脱衣場に入ったクジが「ここのドアは閉めるか」と閉めていたので

 

「ごめんなさぁ~い」と声をかけた。

 

 

どうもこのことが気に入らなかったらしくクジがお風呂から出てからまた始まった。。。

 

「そんなに嫁(私のこと)がいいなら嫁のところに行けばいいじゃない」

 

「もうここにいなくってもいいんだから、どうせなんにもしてくれないんだから」

 

以下私の悪口・・・・・あることない事、ほとんどない事、うんぬんかんぬん。

 

 

今日は30分ほどでおさまったようだけど、こんなふうにクジまで敵扱いするようにしていたら味方がなくなってしまうのに、いいのかな?

 

クジはまだクバのことをまともだと思っているのだろうか?

 

 

 

12月14日

午前9時ごろから30分ほどクジをののしる。

 

午後5時 またなんか言ってる

 

 

12月24日 

 

午後6時近く

 

ここしばらく静かだったが・・・・また始まった

 

下着かな?盗まれたと。 だれがクバの下着など盗むか!

 

き○がいだから同じ家に住んでる人のものを盗むんだと言ってる。

 

またもや私を○ちがい呼ばわりだ。

 

一度妄言吐き出すと妄言以外のこれまで自分の気に入らなかった事柄を言い出す。

 

今日は孫(私の息子)の結婚式についても文句言ってた。

 

 

「親がちゃんとしてやらないから、なんなのよ、あの結婚式」とか言ってた。

 

確かにジミ婚だったけど若い二人がお金をあまりかけずに

 

工夫して私たちを招待してくれて心がこもっていたのに。

 

結婚式を親がお金かけてやるのがいいとは言えないと思う。

 

ましてやあちらのお母様は亡くなってあまり時間も立っていなかったし

 

お父様は病気療養中だった。

 

こちらで用意して派手な結婚式を挙げようとは言えない。

 

そんなことも思い至らないクバのほうこそがおかしいと

 

客観的にみれば考えいたると思うんだけど。

 

 

あとは自分がどこかの病院に行ってる時に盗みに来たと繰り返し、

 

あちこちの病院に行ってると言ってるけど

 

その中に頭の病院はいってないの?いつ行くの?

 

 

2日前にクジが田舎から送ってきたから食べて、と言ってリンゴをくれた、

 

後々めんどくさそうだからできれば断りたかったが

 

「いただいちゃっていいのかな?」と確認してもらっておいた。

 

それが気に入らなかったのかな? 

 

6時45分ごろからはクジをののしることにしたらしい。

 

クジはトイレに行くふりをして逃げ出した、そりゃそうだ。

 

 

あ~胃が痛い。。。  

 

今夜は夫が夜勤なので夜が不安だ。

 

午後9時35分

 

またはじまってしまった。

 

ひたすらクジにむかって「なんでなんにもしてくれないのよ」とののしる。

 

 

しかしクジはこれまでクバの妄言に付き合って

 

言うなりにいろいろやってきたようだけど?

 

クバが必要なものは私が盗んで、クバがいらないものを置いていくと言ってるけど

 

そもそも私はあなたがいるものかいらないものかなんてわからないんですけど?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孫の結婚式にもケチをつけるとかありえないわ!と思っていましたよ。

 

うれしそうに留袖着て出てたくせにね。

 

息子の結婚式は2011年10月でしたが、実はこの時もクバがおかしいと思う事があったのです。

 

私の父母も出席していましたが、

 

母が縮緬で小さなひよこを作って出席者に差し上げてと持参し、

 

息子にたくしたそうです。

 

それを孫から渡されて喜んでいたクバは

 

「こんなにかわいいのもらっちゃった!」と

 

満面の笑みで私の母にみせに来たそうです。

 

母は、「あら、そんなに喜んでいただけて良かったわ。」と言ったらしいです。

 

するとクバは「なによ?!アンタがつくったの?!」と顔つきまで変えて言ったそうです。

 

母は何かしらこの人? やっぱり失礼な人なのね!と思ったらしいです。

 

この時のエピソードはもう一つあって、私の父母は交通系ICカードを持っていたんです。

 

それで夫が「えらい!それのほうが便利でしょう!」と褒めたんです。

 

それを聞いていたクバはきっと面白くなかったのだと思います。

 

帰りの電車の切符を夫が買いに行き(私達ももちろんICカードでしたからクジクバの分)

 

クジクバに渡すとすぐにすすっと、私の母のところに行き、

 

「うちの息子は優しくて親切だから黙っていても切符を買ってきてくれたのよ」と言っていたそうです。

 

私の母の中で完璧変な人認定!!

 

 

誰だって80位の両親連れて電車で出かけてたら切符を買ってあげるくらいしますよね。

 

 

ちなみに私達は必要がなければ無理に両親を引き合わせようとはしてこなかったので、

 

クジクバと実父母は数回しか会っていません。

 

深く付き合っていたらとても合わないと、

 

なんとなく理解していたんだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして振り返って客観視してみると、

 

まだらボケと言われる全盛期で、

 

情報が委縮してきた脳では処理できていない感じです。

 

認知症は記憶を司る海馬から委縮を始めるので

 

自分でしまったり置いたりしたことを忘れる。

 

場所すらもキレイに忘れているために・・・・

 

 

ここに置いたはずなのにない!

 

盗られた!

 

クバの場合は嫁が盗った!となります。

 

 

片づけや整頓などをしている時は一応常態なのでしょう。

 

でも片づけていた事を忘れるんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

追記です。

 

息子の名誉(?)の為に。

 

結婚式の事ですが、私達は身内のみの式と食事会程度の披露宴でした。

 

お食事美味しかったですよ。

 

飲み物も十分出ましたしね。

 

でも二人の門出を祝う親類たちと一人一人たくさん話ができて良かったんじゃないかな?

 

と私は思っていました。

 

大学のサークルで知り合った二人は招待したい友人がたくさんいたので友人とは別日に確か会費制で披露宴パーティーしたんですよ。

 

たくさんの友人たちが来てくれてとっても楽しそうな披露宴になったようです。

 

友人のノリに親もジジババもいりませんからね。

 

そのことをちゃんと説明もしておいたのに

 

聞いても理解できていなかったかもしくはすっかり忘れたかその両方か?のクバなのでした。