2014年、南三陸の被災者のなかで、登米市南方の仮設住宅に移った方がいます。南三陸SAPの活動は、この南方仮設住宅の皆さんとの交流に軸足が移ります。2014年春の交流会の様子をご覧ください。
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笑顔通信 2014年3月31号
南三陸に笑顔をプロジェクト2014 春の交流会
1 はじめに
南三陸スマイルアゲインプロジェクト(笑顔P)の総会&交流会は、今回で3回目です。
2012年3月は南三陸町入谷公民館ホール、2013年3月は南三陸町志津川上山神社社務所2Fホールで開催しました。
今回は、南三陸町でボランティアの仕事に携わる須藤さんに、南三陸町の方が多く住む登米市南方仮設住宅の宮川会長さんをご紹介していただき、その集会場で開催することができました。会場には100名以上の皆さん集まっていただきました。ありがとうございました。
2 開会
司会進行は、加美町の獣医である田中さんです。軽妙な語りで、会場の皆さんを和やかにしてくれました。
3 「笑顔P」の紹介
「笑顔P」のこれまでの活動を、鈴木事務局長が紹介しました。
4 ひまわり吹奏楽団の演奏
ひまわり吹奏楽団は、宮城県古川高等学校卒業生でつくられています。今回は、昨年の総会に続いての演奏で、14名の団員が参加してくれました。演奏は「あまちゃんのオープニングテーマ」「栄光の架橋」と続き、「花は咲く」はみんなで合唱しました。歌手のまきのめぐみさん(南三陸町歌津出身)が、特別ゲストとして登場し、一緒に歌ってくれました。次に、「風になりたい」を鈴木事務局長の指揮でお届けしました。そして、アンコールに応えて「ふるさと」をみんなで歌いました。
5 絵本の読み聞かせ
保育士の木谷恵美さんは、娘の灯さんとその友人・島津さんと三人で絵本の読み聞かせをしてくれました。
6 まきのめぐみコンサート
前日、宮城県七ヶ浜でコンサートを開催したまきのめぐみさんが急きょ、事務局長の願いに応え参加してくれました。社長さん、ありがとうございます。まきのさんの歌に、会場は大いに盛り上がりました。
7 高山広ひとり芝居
脚本家と芝居をひとりでこなす高山さん。
高山さんは、笑顔Pの創設時からのメンバーで、この日も東京から駆けつけてくれました。会場の笑いはピークに達しました。
8 パタ崎さんのプレゼントコーナー
中田町の鈴木つねさんや加美町の田中美知子さん、大崎市の阿部優子さん、高山広さん、まきのめぐみさんなどからプレゼント用の品物をいただいてましたので、会場の皆さんにプレゼントしました。
大崎市のゆるキャラであるパタ崎さんがプレゼンターとして参加してくれました。
9 参加者の反応・感想
①仙台市の小笠原さん兄弟から「支援金」をいただきました。ありがとうございます。ちゃっかり、タオルが当たっていましたね。こちらもおめでとう。
②神奈川県からの参加者
神奈川県の高校の川上校長先生が、被災地めぐりの旅の途中で、参加してくれました。在職している高校で被災地の様子を話してくれとのことでした。
③ 会場の皆さんの反応
ひととき、笑顔になっていただけましたね。
ひまわり吹奏楽団に若さを、木谷さんの絵本読み聞かせに癒しを、まきのめぐみさんの歌に元気を、高山広さんの芝居に心からの笑いを、パタ崎さんから味噌などのプレゼントを味わっていただけたようです。
10 交流会を終えて
宮川会長さんご夫婦を真ん中に、集合写真。宮川さんには、「また来てね」と言っていただきました。参加者一同、大変うれしく思いました。きっと、もう一度、来ます!
11 ひまわり吹奏楽団の感想
大学生は、今回の交流会をどのように感じたのでしょうか。
①佐藤葉月さん
今回は、大人の方を対象とした演奏だった。参加していただいた皆さんの笑顔や涙を見て心がいっぱいになった。音楽の力を実感した。
②遠藤さん
テレビなどで「ボランティアはボランティアをしている人の方が幸せになる」と聞いていた。演奏に対する拍手はとてもうれしく、ボランティアをする側も受ける側も幸せに感じるのは素敵だと思った。演奏できること、聞いてくれる人がいたこともとても幸せだった。
おわりに
善意の連鎖がおきているなあ、と皆さんの笑顔を見ながら感じました。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。