マカダミアンナッツを初めて食べた時の感激は。
ヒデキ感激!!を大いに上回った。
あま~いチョコレート。
その中に、今まで口にしたことのないナッツが入っていた。
ボクは、母親に。
これからは、おやつにマカダミアンナッツを頻繁に導入していただきたい旨を伝えた。
でも・・・。母親の回答はNOだった。
「GINクン、それはできないんだよ。」っと言った。
そして、こう続けた。
「このマカダミアンナッツは、近所の駄菓子屋さんには売っておらず、また、近所のスーパーマーケット田丸屋さんや、富士屋さんでも取り扱っていない、ワイハー関連諸島独自のおみやげものみたいなんだよ」。
つまりそのマカダミアンナッツ。
親戚のおねえさんが新婚旅行でワイハーに行って、そのときのおみやげに買ってきてくれたものだということだった。
「へぇ~」。ボクは感動した。そして、ちょっと悔いた。
新婚旅行でワイハーに行かなければ買えないお菓子。
それをボクは、惜しげもなくガバガバと食べ続けていたのか・・・もったいない。
もっと、もったいぶって食べればよかった。
それと同時に、ボクも早く新婚旅行でワイハーに出かけてマカダミアンナッツをふんだんに買ってきたいものだと思った。
静岡の片田舎に育ったボクはこうして。
その後、世界の食べ物に遭遇するようになる。
例えばパスタ。
例えばピザパイ。
例えばザーサイ。
世界各地のありがたい食べ物を少しずつ知ることにより、ボクのお腹はグローバル化を開始した。
それは、幸せな食生活の変化であり、始まりであった。