子どもの頃。

3時のおやつと言えば。

ケーキではなく。

クッキーでもなく。

ドーナツでもない。


若林で見た空


ニボシだった。

ニボシを、母親がフライパンで煎って。

お醤油をかけて出してくれた。

これがおいしかった。

おやつにはとても見えない代物だったけど・・・。

お洒落度はゼロだったけど。

おいしかった。

ボクはそれを、ポリポリと食べ続けた。

喉が渇くと、母親はお茶を出してくれた。

渋いでしょ。


最近食べなくなったね。ニボシを醤油で煎ったおやつ。

シンプルだけど香ばしくて、美味なんだよ。

ニ・ボ・シ。

今度、自分で煎ってみぃよおっと。