佐渡島の旅  その1 神社編 | いつもお腹ペコペコランナー

5/19-23佐渡へ出かけました。佐渡は魅力いっぱいの島でした。

 

詳細はこちら。

 

何もかもとても楽しかったので、書ききれない。写真もたくさん撮りすぎて、選ぶのが大変。

超お薦めスポットをよりすぐって記録しておこうと思います。

 

今回は隊長が絶景ジオスポットを念入りに調べてくれていたので 特に神社仏閣の前調査はしていませんでした。佐渡には神社もお寺もとてもたくさんあって、佐渡八十八ケ所霊場も佐渡西国霊場もあります。佐渡をぐるっと一周回って、ジオスポットなどをたどる予定なので、神社をいっぱい見るには全然時間が足りない。そこで、今回は通り道にある神社とお寺だけを訪ねることにしました。

 

両津 八幡若宮神社

あらいらっしゃい という感じで高いところからにこやかに迎えてくれました。安政6年。

 

とても小さい玉を咥えています。

 

垂れ耳で、口周りは巻毛 体には渦模様。尻尾は豪勢です。体は立ち気味。可愛らしい狛犬さん。

 

石灯籠は大正2年 十番組青年修繕 と刻まれていました。

 

 

新穂の日吉神社。

この神社は 佐渡ヶ島を横断する主要な道路の脇にあるので、何度も車やバスで鳥居の前を通過しました。

素敵な狛犬がいるのが目に入りましたが、止まって参拝するチャンスはなく、車窓から撮影。

出雲構え型風ですね。北前船の寄港地だからでしょう。

 

大膳神社

能が盛んな佐渡島。往時は200 現在でも30の能舞台があるそうです。こちらは現存する最古のものらしい。

 

国分寺 きれいなシャクヤクが咲いていました。とても立派な仁王像もありました。

 

 

2日目は両津から海岸線を時計回りにドライブします。両津大川の津神神社。

 

風化が進んでいますが縦長スマートな狛犬さん。年齢不詳。とってもかわいいです。狛犬と言うより神社のマスコットみたい。

 

耳は垂れて体に渦模様。尻尾は豪華。この辺りの典型なのでしょうか。目の前の立派な松をじっと見上げています。

 

もう一対の狛犬は大正11年。一般的な、厳しく神社を守る形の狛犬。素晴らしい作品、良い石工さんがいたのでしょうか。

 

 

先代の鳥居。地震で落ちたのか?

 

 

 

月布施集落で駐車して、雨の中観音寺へ行ってみました。手前の道脇に地蔵堂「ときなか地蔵」。佐渡に限らず、港町にはこのような地蔵様多いですね。

 

さて、本堂の前には笏谷石の小さい狛犬。

連れて帰りたいような可愛い狛犬。北前船に乗ってきたのでしょうか?

 

境内には祠が数個あり 猿田彦大神と書かれていました。二童子を従えショケラを握り 邪鬼を踏んでいる青面金剛です。丁寧に作成されています。

 

もう一基 青面金剛。二童子を従え、台座には猿?

 

 

松ケ崎 松前神社

以前出雲構え型があって、再造立したのでしょうか。新しいけれどなかなか良い狛犬さんでした。

 

 

赤泊 八幡若宮神社 大正15年 どうも佐渡の狛犬たちは睨みをきかせている感じがありません。

 

 

 

 

県道沿いに赤岩の滝。

 

滝の下に4基の不動明王。

 

一番小さいのは20cmもありません。こういう可愛い不動明王、この後何度も出会えます。

 

佐渡南岸から両津の宿に帰る途中に寄った 羽茂(はもち)の佐渡一宮 渡津(わたつ)神社。

隣には佐渡植物園と温泉がありました。

植物園にはカンボクが満開。

ツレサギソウ。 他にエビネやオダマキなども咲いていました。

拝殿。

五十猛命は 海上・陸上の交通安全の守護神だそうです。

釣り岩と亀岩 道路工事で埋没しそうになったのでこちらへ移したそうです。

瘤のある大きな杉の木。

 

 

 

3日目は 宿根木 岩屋山石窟へ。入り口には八十八ケ所の観音様が並びます。文化6年造立とのこと。

石窟

閻魔大王と十王

奥の岩壁に磨崖仏。1.5Mほどの大きさの立派なものです。これが最大で、他にも全部で8体の磨崖仏があるそうですが、暗くて発見できず。

 

 

宿根木 宿根木集落の散策は楽しみにしていました。集落の一番奥に白山神社がありました。

安永2年の鳥居。尾道産の花崗岩を運んできて、尾道出身の石工与三郎が作成したとのこと。寄進した船主さんの財力が想像されます。

 

文政2年の狛犬。個性的。

 

 

隣の称光寺にはたくさんの石造物がありました。

 

入り口の祠には おもちゃ箱のように、可愛い石仏がぎっしり。

 

 

 

 

 

 

 

 

見損ねた杉島聖観音磨崖仏

橘 立て岩と大師堂 通りがかりに なんだろうと思って車を降りて扉も開けてみたのですが、無人で「トイレはご自由に使ってください」という張り紙だけで特に説明書きはありません。中は綺麗に掃除されていて、畳の部屋には御朱印をいただける机があるようでした。お大師様はおられないようだし、なんだろう、、、と思って出てきてしまいましたが どうやらさらに奥の間の奥に、立て岩の基部があり、磨崖仏がおられたようです。年に3回ご開帳されるらしい。(情報源「越後佐渡の石仏 1998年版」 帰ってから家の本棚で見つけました。)

 

 

4日目の朝 相川の街歩きで寄った大神宮。

御旅所がありました。あとで調べると400年の歴史のある相川まつりで、善知鳥神社から神輿を担いで行列し、この御旅所にも来て、お祓いするのだそうです。

お祭りの様子をネットで見ましたが、素晴らしいですね。ちなみにこれもあとで知ったのですが、右後方の石積みに穴の空いた石が使われています。石磨(いしうす 金銀の製錬作業に使用した)だそうです。

 

 

 

 

佐渡一周を続けます。

下相川 戸河神社 

千畳敷で振り返ると 石灯籠が見え、石灯籠に登ると隣に神社が見えたので寄ってみました。

 

阿形は小さな玉を咥え 顎の下で三角形に毛を分けています。

 

立派な尻尾と

 

体に巻き毛模様。佐渡らしい狛犬です。明治4年。狛犬さん、いい眺めですね。

 

神社の左高みに石祠がありました。

 

 

 

 

さらに西岸を北上していきます。

藻浦崎に龍王大明神。

素敵な狛犬がいました。佐渡の狛犬はどの狛犬も優しくて友好的なお顔です。

 

 

 

後尾 影の神

道路脇の高台に秋葉山の石碑 

 

入崎の弁天堂 参道右に双体道祖神。山梨の夏狩型を思わせる抱擁像です。石の形は信州の双体道祖神のようでもあります。独自のものなのか、何処からか運ばれたり、何処かの石工さんが来て作ったのか?

 

 

賽の河原へ行くために県道から願の集落へ降りました。石動神社。

思い切り剽軽な狛犬。明治38年。

 

佐渡独特の構え型狛犬。

可愛いおしりを並べています。

 

 

 

最終日、足の不調が続き、思った登山はできなかったのですが、ドンデン高原へ行きました。

港へ帰りがてら寄った古峰神社 新しくても、単純な岡崎型でないのが佐渡らしい。

 

 

 

 

最後は梅津の羽黒神社。

行ってびっくりの凄い神社でした。長い参道、何処まで登るのかな?

登り着いたと思ったら、そこには拝殿はなく、目の前には下り階段!急で、ロープ付きです。

下った谷には橋がかかり、巨大な杉の木。そして再度石段を登ります。

 

やっと境内へ。玉を咥えた佐渡の狛犬。

とっても可愛い佐渡らしい狛犬です。年代不明。

なんと尻尾は 別パーツだった?

下に落ちています。阿形の尻尾の行方は不明でした。

 

 

 

 

旅人を優しく招き入れてくれる 佐渡の可愛い狛犬たちでした。

 

続く。