表題の通り、今シーズンは楽焼を4点だけ作りました。
たいてい同じものを2つずつ作ることにしているので、2種類×2個。少ないのですが、楽というと茶碗しか作るものが思い浮かばないので、日頃お抹茶を飲むこと少ない私にはこれで十分なのです。
 
そして、1種類は黒楽を作るのが常です。
この記事の黒楽は12月に焼いたものに1月下旬にようやく目にすることができた作品。
待ち遠しかったですニコニコ
 
これは、釉薬を掛けて1週間置いたものを「とちん」の上において焼く前に撮ったもの。とちんにもワタクシの窯印が見えますね。

蓋の上に炎が上がっているのを写してみました。
 

そろそろ焼けたかしらと様子見に蓋を外しましたが、早く戻さないと温度が下がってしまいます。
黒く見える縁は、その部分から温度が下がり始めているということ。
半透明に見えるこの状態の陶器を見られるのは楽焼の時だけ。
 

ここからは1月に焼き上がりを見た時の写真です。
とちんから作品を剝がすために水に漬けたらジュゥワワワ~と音がしました。それを聴くのも楽しい照れ
 

2個作った内の、上に写っている作品。
今回の黒楽は、赤楽用に配合した土を使いました。
白く見えるところは、メタリックに光っている部分で、赤いところは釉薬が乾いたときに少し指で拭ったところ。薄くなって地色の赤が見えています。
 

向きを換えて
 

下の2枚はもう一つの作品。
同じ土と釉薬を使っても、出来上がりは同じようになりません。
こちらはメタリックに光る部分なし。
指で拭ったところの地色はハッキリ出ました。上の作品では目立たない、粗い目の布で付けた模様がしっかりと。
 

 
拭い方がやさし過ぎたようです。
 

この作品を「かんてき」から取り出した日、残りの2点を焼きました。
今日取り出したそれは、また別記事で載せることにします。
 
by マヌカン☆