古陶コースの10-12月は志野焼でした。
ガス窯での焼成が1月末だったので、ワタクシが受け取ったのはこの前の土曜日。
今回の志野焼ではワタクシは「赤土」に、釉薬は長石の「微粉」を使いました。
「微粉」タイプを用いると、(もちろん焼成の温度によって違うのですが)どちらかというとツルっと、光沢のある感じに仕上がります。
目の粗いタイプのものを使ったほうが表面にぷつぷつっとした感じが出て「志野」らしい味わいはあるのですが、なんとなく「微粉」のほうが失敗が少ないような気がしてこちらを選びました
これは湯呑の分厚いの・・・・って思っていただくと実物を想像していただきやすいかと思います。
志野焼は薄くは作らないので、出来上がりは手にもって重いです。その代わり、中に入れたものが冷めにくいのではないかと、ワタクシこれは「甘酒」とか「味噌汁」を美味しくいただくために作りました。
正面からと後ろから撮って2枚の写真。志野焼は釉薬を濃い目にかけるので、小さな絵は描きません。
上は「♯(シャープ)」下は猫さんの手形?です。
さらに一枚、そこを写しました。
なぜこんな写真を撮るかというと、(自分の記録用ですが)はじめに作った高台が歪んだ状態だったのでかなり修正しました。
茶色いところが釉薬の付いていないところで、これで「赤土」を用いたのをわかっていただけると思います。
次はぐい吞みのつもりで作ったもの。湯呑より少し小振りにしただけですが・・・・・
この頃は、ガス窯の棚板につかない部分にはなるべく釉薬を掛けるようにしています(高台の中とか)
余った粘土で箸置きを作りました。
これも縁の辺りとか、釉薬の薄いところは土の赤い色が出ていますね。
ラストは皿2枚。
写真は横向きに撮ったのに、載せると縦長になってしまうので写真を取り出して加工してもダメでした。ここに載せると縦長に
釉薬の混ぜ方が足らなくて薄くなったのかしら・・・・・
こういうピカッとしたのは好きですが、志野としてはどうなのかな?釉薬で覆われてハッキリ出ないと思ってザックリ描いた絵付けですから。
写真が縦置きになってしまったので判りにくいけれど、これも「♯」の積もりで描きました。
同じようにかけたつもりでも裏はこんなに違いが出ます。
1月からは「楽(焼)」です。
今シーズンは10回あるうちの1回をすでに休んで、さらに予定していなかったこの土曜も欠席。
予定通りに4つの茶碗を作れるのかどうか、少し心配になってきました。
by マヌカン☆