本日3回目の更新(笑)

前回までは、宿題などで大きく悩まされた2つの科目についてでした。今回からは、宿題などがあまり大変でなく、これまでのクラスよりは比較的楽なクラスについて紹介します。
 
月・水の最後の授業は経済学Economicsです。全く初めて学ぶものでしたので、楽しさ半分不安半分の気持ちで授業に臨みました。担当の先生は、もともと銀行に勤めていたらしく、日本にも数年板経験がありました。そのため、ほんの少しですが日本語を話すことができる先生でした。授業中も、私は「クワナさん」とよく日本語の名前で呼ばれました。日本語を話す機会などはこちらに来てから全くありませんでしたから、日本語が多少わかるということを聞いたときは、大変心強く感じました。そんな素晴らしい先生ですが、授業の中で一つ問題がありました。字が汚い・・・そして、読めない・・・筆記体+汚い字という私にとっては悪い組み合わせでした。私のほかにも、中国人の生徒も同じ苦労を強いられました。字が読めないときは、授業終了後に質問に行ったり、周りの生徒に聞いたりして難を逃れてきました。初めのころは本当に半分程度しか読めなかったので、とても苦労しました。しかし学期が進むにつれ、その独特の字を解読できるようになりました(笑)。さらに、この先生は教科書通りに進まないので、単元テストの勉強に大いに苦労しました。授業にスーパー集中していなければ、たとえ穴が開くほど教科書を読んだとしても、良い点数は取れません。実際、二回目のテストのとき、私は授業よりも教科書を重視した勉強をしました。しかし、テスト結果は惨敗に終わりました。そこで、三回目のテストを受けるまでの授業の期間、私は先生の話を以前にもまして集中して聞くことにしました。また、いままでは質問などもしなかったのですが、授業の終わりに積極的に質問に行くようにしました。そこでの会話で、日本語を話せるということもあり、すこし仲良くなりました。私がこの学期が初めての授業だといえば、話す言葉が速すぎないかなど、私に対し気を使ってくれました。ありがたいことです。これらの過程のおかげで、三回目の得点は前回よりも飛躍的に伸びました。勉強のスタイルを変えてよかったと思います。やはり、わからないところを放置しておくのではなく、自分から質問に行くことは大切ですね。
 
さて、授業の中身についてですが、micro economics と macro economics のintroductionというものでした。つまり、経済学入門みたいなものです。入門という名目ですが、様々な経済用語が次から次へと出てきます。もちろん英語でです。毎回辞書やネットを使って日本語に訳し、日本語、英語の両方の意味を覚えていきました。初めのころは、できるだけ英語のみに頼ろうと思い、日本語に訳しませんでしたが、単元テストの成績が悪くなってしまったので、日本語でも意味を覚えるようにしていきました。この学習方法は、今後何かの役に立つかもしれませんね。特に、学期後半の金融と財政については、授業もとても難しく、ノートも上手くとることができなかったので、このやり方をもってしても大変でした。友達の助けを借りてなんとかやりきったところです。
 
12月18日に最後の試験を終え、私にとって初めての経済の授業が終わりました。いろいろ新たな発見もあり、充実した授業を過ごせたと思います。答案用紙を先生に返すときに、私は「ありがとうございました」と日本語でお礼を言いました。そしたら先生からひと言。
「どういたしまして!」