第３回ではsiffix、第４回ではprefixを利用した
語彙の増やし方をご紹介いたしましたが

今回は、前回の２回の方法を踏まえて
さらに、語源を知ることで英単語を効果的に覚える方法を
ご紹介いたします。

私が使った教材はこちらの本です。

ボキャビル（Vocaburary Building）では有名な本で、

語源の説明を読みながら、
沢山の演習問題をどんどん解いていく形の
ドリルのような本です。

資格試験に特化した単語集のようなものではないので
試験対策には向いていないかもしれませんが

SuffixやPrefix、語源から
「知らない単語を推測するスキル」を
伸ばすことができます！

語源を知ることはどのような効果があるのか
本の中身から少しご紹介いたします。

例えば、

pedal, pedestrian, pedestalなどに含まれる
「ped-」という音節はラテン語からきており、
「foot（足）」という意味があります。

この語源を元にさきほどの単語の意味を見てみますと

足で「pedal（ペダル）」を踏みますし、
「pedestrian(歩行者）」は徒歩で（足で）行く人の事
「pedestal（台座）」は彫像の足のこと

というように、「foot(足)」に関係する単語だということが分かります。

では、今度は実際にパーツを使って
「biped」の意味を推測してみましょう。

◇ヒントの例文◇ Man, a biped, walks erect.
↓
↓

第４回でご紹介したprefix「bi-（二つ）」と「ped」ですから・・・

↓
↓
biped (二足歩行動物）です！

推測できましたか？

他にも、annualに含まれる「ann-」は
ラテン語の「annus（year）」を語根にしているという点を知ると、

biannual
annuity

二つの単語が、「year(年)」に関係する単語だということに加え
なぜ、これらの単語に「n」が２個必要なのかも覚えられ、
スペルミスも減らすことができますね。

～意味～
biannual（年2回の）
annuity（年金（額））

今回私は日本語でご説明いたしましたが、
ご紹介した本は洋書のため、
解説や問題全てが英語で書かれています。

難しそうだな、と感じる方や
日本語の訳や解説付きで覚えたい方には
こんな本もあるそうです。

事務局・山口

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┃★┃　追記

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ボキャビルと言えば、今回紹介された
「Instant Word Power」と同じくNorman Lewisが書いた
「Word Power Made Easy」も有名です。

こちらはドリル色は強くないですが、
同じように語彙を増やしていくことを目的として
いろいろな語源が説明されています。

紹介されている単語の難易度がやや高めなので
正直途中でちょっとだるくなってしまったのも事実ですが、

これを読んだ後、
英語を読む時に「あっ、この言葉！」と思い出したり、
知らない単語を簡単に推測できるようなことも
少なくありません。

覚えていて役にたった一例は

ortho＝straight
pedo＝child
phil＝love

などなど。

興味があれば、こちらもぜひどうぞ。

事務局・山田

語彙の増やし方＜第５回 語源で覚える英単語＞

語彙の増やし方＜第５回語源で覚える英単語＞