『不思議の国のアリス』ってご存知ですよね?
イギリスの童話作家ルイス・キャロルが書いた童話です。
主人公の少女アリスはうさぎの穴に落ち、
その場所で自分の身体が大きくなったり、小さくなったり…
そんな奇妙な体験をします。
『不思議の国のアリス症候群』は、この物語にちなんで
1955年に、イギリスの精神科医Todd医師によって命名された症候群です。
小児科医のわたしも、
稀に診療することがある病気なのですが…
『脳幹性の前兆』を伴う片頭痛や…
EBウイルス感染という感染症などにともなって起こる…ことが知られています。
この不思議な名前の病気に関し…
音声メディアVoicyで5分ほどで解説しました。
なお、Todd医師は、
キャロルが片頭痛を持っていたから、
このような物語をかけたのではないか…
と考えていたなんていう逸話も残っています。