* 本 * 読んでいない本について堂々と語る方法 | 。+゚定禅寺大学2年生゚.:。+゚

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夫の赴任先仙台から地元に戻り、英語のプロを目指してがんばっているアラフィフ主婦です。



なぜか50年くらい前の本だと信じて疑わず、最後に2007年発行の本だと知りました。
そう思うほど、古臭くて面倒くさい昔の知識人が書いているように感じました。

「阿部公房の『砂の女』を読んでいない人が『砂でできた女が主人公』と言っていた」というのをネットの記事で読んで以来「読んでいない本については語れない」という持論があるので、全編話半分で読みました。

タイトルで「読んでみたい」と思う。そして「矛盾している?」と気付く。
その葛藤が楽しかった。

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未読の諸段階
1. ぜんぜん読んだことのない本
2. ざっと読んだことがある本
3. 人から聞いたことがある本
4. 読んだことはあるが忘れてしまった本
(目次)
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欧米で話題沸騰“未読書コメント術”。
本は読んでいなくてもコメントできる。
いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ...
大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス論壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。
これ一冊あれば、とっさのコメントも、レポートや小論文、「読書感想文」も、もう怖くない。

☆☆☆
「読んでいない本について堂々と語る方法」
ピエール・バイヤール 著/大浦 康介 訳
ちくま学芸文庫
2007