きのうの記事を書いたのが日曜日。連絡を取り合っていたオタワ時代の衛生士友達は、この時点(日曜日)で歯科医師会、歯科衛生士会から、期限未定で診療停止の通達が来たと。ただし、緊急を要する治療のみ可。私の住むBC州は、リーダーがウダウダしていて決められなかったのでしょう、今日は診療できるのか?という雰囲気で朝が始まりました。歯科医師会からの通達はまだないけど、オンタリオはすっぱりと診療停止を決めたし、患者さんと自分達の身を守るためにも、午前診療で終わらせて期限未定でクリニックを閉める、という決断を先生が出しました。そしてやっぱり案の定、BC州の歯科医師会、歯科衛生士会からも歯科診療禁止(緊急を要する治療のみ可)の連絡が来ました。これは、前の記事で書いたエアロゾル感染とはあまり関係ないようでした。出来るだけ人の移動を抑える事、スタンダード プリコーションに基づいて普段の診療時から患者毎にマスクを交換するので、今の状況で必要なマスクが手に入らない事なども理由。
歯科勤務の我々は、今から国の失業保険を提出します(汗)オンタリオ州は、4月の1週目に診察の再開をいつにするか決めるそうです。失業保険だなんて・・・でも、あるだけましですよね。歯科の先生方は、このような状況でも保険はパンデミックには対応しないので本当に気の毒です。無収入でクリニックの場所代は飛んでいき、自営業だから国からの失業保険も今の所はないようだし。
カナダは今、パンデミックの感染流行カーブを緩やかにするため(一気に感染者数を増やさないため)に必死です。今日から春休みに入る小中高が多く、その後コロナ休校に入る州も。アメリカとカナダのスターバックス全店舗で持ち帰りとドライブスルーのみとなったり、在宅勤務に切り替えた人達が増え、走っている車が少なく、50人以上の集まりが禁止になったり、国境を閉鎖してカナダ人、アメリカ人、移民以外通れなくなったり。と、だんだんと不安を煽るような様子へと変わってきています。3月16日現在、カナダでのわかっている感染者数は441人、死者は4人。日本は835人(ダイアモンドプリンセスクルーズを除いて)、死者は28人だそうです。