コメダ珈琲店にマサキ珈琲店が似ている事件 その2 | 特許、商標、著作権伝えます 弁理士 奥田百子

特許、商標、著作権伝えます 弁理士 奥田百子

メールアドレス fwkz2987@mb.infoweb.ne.jp

奥田百子オフィス
横浜市磯子区磯子台27 B-205  Brillia City横浜磯子(横浜プリンスホテル跡地)
℡ 045-298-5400


テーマ:

 コメダ珈琲店にマサキ珈琲店が酷似している、と判断された事件では、外装だけでなく、内装が似ているという点が大きく影響したと思います。いまさら当たり前ですが聞いて下さい。

 

 外装はお客さんが最初に見る外観、店の顔ですから、「コメダ珈琲店に似ている!」「コメダ珈琲店の系列店?」と思わせてしまうきっかけになってしまいます。

 

 しかし、コメダ珈琲店はビルの中にある店舗もあり、このような店舗では店内のあの木のぬくもりがコーヒーの香りと相まって、お客さんを癒してくれます。

 

 私が最初に入った荻窪のコメダ珈琲もビルの中にありましたが、店に入った瞬間、

「おっ!この木質感はすごい。」

高原のログハウスでコーヒーを飲んでいる気分になりました。 

 

 これがコメダ珈琲の特徴であり、裁判所は、

「ボックス席の配置」

「半円アーチ状縁飾り付きパーティションの形状」

などが類似していると判断しています(平成27(ヨ)22042号)。

 

 「半円アーチ状縁飾り付きパーテイション」は、以下に示した写真に出ています。席と席の間にある半円の区切りです。

 

 このような類似する個々の要素が組み合わさって、内装が全体として酷似しているという判断ができあがりました。

不正競争防止法は内装の雰囲気が似ていることを保護できる法律です。しかしこれを申請して登録できる制度ではありません。

 

 これに対し意匠は、特許庁に出願して登録すると、独占権が発生する制度です。 

 しかし現在の意匠法では、内装の雰囲気というものは保護できません。半円アーチのパーティション、ボックス席、テーブルなど物品と結びついた形状や模様を一つ一つ登録していくしかありません。

 内装全体が保護できるようになる新意匠法を待ち望みます。

 

 以下の写真は、最高裁ウエブサイトからダウンロードしたマサキ珈琲店の店内写真です。

 

 

    上記写真と文章は、最高裁ウエブサイトよりダウンロード(平成27(ヨ)22042号 「別紙1」9/17頁)

 

    コメダ珈琲店は好きなのでよく行くのですが、写真を持っていません。ウエブサイトで内装を見て下さい。

    トップページに出る「小倉ノワール 紫ロマン」の「CLOSE」をクリックすると、内装が見られます。やはり似てますよね~。

 

 

 

 

 

 

奥田百子さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります