オーストラリアにはDebutanteという習慣があります。![]()
Debutanteとは、フランス語のdébutanteから来ていて、フランス語の意味は
"female beginner"だそうです。
つまり、女の子がある一定の年齢になると社交界デビューするパーティのことです。
昔から貴族や上流階級の習慣として有名ですよね。
こういう感じですね~
(画像は勝手にグーグルからお借りしました)
この習慣が、オーストラリアにはあるのです。![]()
もちろん、貴族や上流階級じゃございません。![]()
庶民の社交界デビュー(そこに意味はあるの? と思われる皆さんは
多いと思います。 だって、私もそうですもん!)で、ございますよ!![]()
まぁ、日本の成人式のノリみたいなものでしょうかね?
キレイに着飾って、写真撮って、お友達と楽しく過ごしてみたいな?
ただ、このDebutante、一人では参加できません。![]()
必ずパートナーがいるのですよ~![]()
そこが、日本の成人式と違うところかな?
こちらのDebutanteは、高校2年生です。 17歳だったと思います。
学校によりけりなのですが、学校がDebutanteを主催するところもありますし、
学校は何もしないで、友達同士で、Debutanteのイベントを企画している会社に
申し込んで(ツアー旅行みたいですが)、参加したりするみたいです。
学校が主催する場合は、学校へのチャリティーにもなっています。
(カトリック系の学校は、Debutanteのチャリティーが多いです)
私は、数年前に、姪っ子のDebutanteに参加したのですが、この時も
学校主催でした。(姪っ子は公立だったけど)
確か、参加費用一人85ドルだったかな? でも、3コースのお食事つきでしたよ。![]()
Debutanteに参加するにあたって、絶対条件のパートナー。
これね、女の子が男の子に頼むのですよ。![]()
『Debutanteに一緒に行って欲しい』って。
彼氏と行けばいいのでは? と、思われますが、学校主催の場合、
彼氏との参加を暗黙の了解で、認めていない場合が多いです。
(まぁ、彼氏がいない子もいますしね)
何故かというと、恋人だと、Debutanteに参加する前に別れてしまって、
参加できなくなるということがあるからです。(過去にそういう例が後を
たたなかったようですね~
)
Debutanteに参加するにあたり、10回ぐらい、ダンスの練習に参加することが
義務付けられているので、その間に別れてしまうと、参加できない可能性が
出てくるそうです。
Debutanteは、あくまで女の子の社交界デビューですので、女の子は一回しか
Debutanteには参加出来ないのですが、男の子は、何回でもOK。(又は
声がかからなければ、0回ということもあり
)
なので、必然的に、準備にお金がかかるのも女の子を持つ親ということになります。![]()
まずはドレス。 いわゆる、ウェディングドレスですね。
(画像はグーグルからお借りしました)
そして、昨今は、プロのメイクやヘアセット、ネイルなどにもお金がかかります。
(姪っ子は、まつげのエクステもしてましたよ)
そして、こちらもここ数年の流行りですが、リムジンをハイヤーしたりするそうです。![]()
そして、ダンス練習の参加費用(こちらは男の子も必要です)。
(画像はグーグルからお借りしました)
大体、50~100万円仕事と言われています。![]()
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(男の子は、かかっても5~10万円弱)
私個人的には、これって必要?って思っているんですが、Debutanteを
楽しみにしている保護者の方々も多いそうです。
うちは、娘にはDebutanteは無いと言っています。![]()
Debutanteにかかる以上のお金を、すでにバレエで使ったからというのが理由です。
(今更、ダンスのレッスンもね~という気もするのですよね~)
ところが、息子が先日、来年のDebutanteに一緒に行って欲しいとお誘いを受けたそうです。![]()
旦那と私は、『まぁ、男の子はそれほどお金かからないし、いいんじゃないの?』
と思っていたのですが、息子はあっさりお断りをしたそうです。
ええ~!![]()
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と、驚いていた私なのですが、理由を聞いて爆笑。
『女の子がとても太っていて、可愛くなかったから』
息子は別に面食いではないのですが、私をみているせいか、
『太い』というのは許せないようなのですよね。![]()
また、別の女の子から声がかかる時が来るのでしょうかね?![]()
因みに、旦那は3回Debutanteに参加しているそうなので、旦那の
記録を越えられるかな~?![]()


