ついに、息子が誕生。娘のときのように、喜びでいっぱいというわけにいかず。 | しましまかあさんの思い出日記

しましまかあさんの思い出日記

こどもたちがうまれたときの気持ちや、状況、その日の出来事などを気の向くままに書いてみようと思います。

麻酔をうけるのが怖く、体は固まっていました。力ぬいたほうが痛くないらしく、確かに思ったより痛くなく終わりました。



緊張している私とは逆に、手術室は音楽がかかっていて、先生たちは何か雑談でもしているような声も聞こえて、リラックスしているような、落ち着いた雰囲気でした。グイグイとおされたりひっぱられたりが苦しい変な感覚で、「おめでとうございます」の声とともに息子が誕生しました。泣き声は聞こえました。すぐに小児科の先生が処置をしてくれました。



「おめでとうございます」と言ってくれたとき、早産で無理矢理だしてしまったこの子はおめでとうと思っていいのか、と一瞬よぎりました。私の最初の一言は「泣いた」でした。ピコーンピコーンという電子音がいつまでも続いて、どんどんどんどん不安が募っていきました。



やっと電子音が消え、私の前に赤ちゃんを見せに来てくれ、「泣いたから大丈夫だと思います」の一言を残して、息子は、私の赤ちゃんはNICUに連れて行かれました。