入学式で感じたこと | 晴耕走雨読

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小中学校の入学式で感じたことですが、教職員の出入りの多さに驚きます

 

私が新任として着任したころの学校は、教員はほとんど本採用でした

それが臨時採用の教員が三分の一を占めているのです

臨時採用の教員は最長で1年(定数内臨採)、育児休暇や病気休業の代替の場合は1年に満たない任期で雇われます

当然、次の働き口が100%保障されることもなく多くは1年たったら別の学校へと移ることを余儀なくされています

新しく教員になった場合でも本採用のように初任者研修を受けることもできませんし、キャリアを積んだとしても給与は上がりません

 

 

学校への愛着が生まれたと思ったら次の学校へ移らなければならない…そんな不安定な雇われ方が蔓延する学校になっているのです

では、彼等は望んでそのような雇われ方を選んでいるのか…そんなわけはありません

多くは正式採用を望み、教員採用試験を何度も受けながら臨時採用の教員を続けています

臨採教員でも全く同じ仕事をこなさなければならず、多忙な教員生活の中で試験の準備をすることはとても難しい…で採用試験に落ちる そのような悪循環に陥るのです

 

派遣会社の会長の竹中某が言うには

「正社員はいらない、働き方を自由に選べることがいい」のだそうですがいったいどこがいいのか教えて欲しいものです