こんにちは。


いつもご覧頂きまして
ありがとうございますクローバー







今日は
迷い猫を保護し家族として迎え入れた
猫ちゃんのことを
お話したいと思います。






猫ちゃんを家族として迎え入れて
2週間が経ちました。








そして
その猫ちゃんは


家族になって2週間経った昨日







虹の橋を渡ってしまいました…











今、私も家族も
とても
悲しい気持ちでいっぱいなのですが

この子のような悲しい猫が
増えて欲しくないとの願いを込めて

飼い主の方には責任を持って
最期まで飼って頂きたいと思い
この子との出会いとお別れの様子を
記録することにしました。










以前に話した
野良猫『ニャン太』のことは
ご存知の方もいると思います。


ニャン太は
ほぼ毎朝か夜にも訪れ
玄関前でごはん待ちするようになり
朝は旦那がごはんを食べさせるのが
日課になっていました。




ニャン太は
ごはんを食べた後
地面にゴロンゴロンと体をくねらせたり
体をこすりつけて甘えてきたり
軽くグルーミングを済ませた後
雄叫びをあげながら
パトロールに出掛けていきます。



多分
この辺りのボス猫なのだと思います。


人に甘えれば
餌が貰えると知っている
賢いボスです。



ニャン太が
我が家にやってくるようになった頃


うちの工場や敷地内で
どうにも奇妙な猫を見かけると
旦那が話していました。



どんな猫か?と尋ねたところ



顔と尻尾がモフモフで
胴体は長く異常に痩せていて
どう見ても
バランスがおかしいと言うのです。



そして
目が合うと一目散に逃げてしまうので
完全に野良猫なのではないかとの
ことでした。



私はまだ見たことが無かったので
どんな猫なのか
全く想像もつきませんでした。


しかし数日後…


私が2階の寝室の窓を開けたとき
下を見下ろすと
1匹の三毛猫が通り過ぎようとしていました。

猫は私を見上げると
一瞬フリーズした後に
物凄い勢いで走って逃げていきました。


その子が
旦那の言っていた
顔と尻尾がモフモフの奇妙な猫だと
直ぐにわかりました。



どうやら
長毛の三毛猫の様子。



つまりは雌の野良猫?



ニャン太は雄…


赤ちゃんが産まれてしまったら
ちょっと困るかも…

咄嗟にそう思ってしまいました。




その後

そのモフモフの三毛猫が
ニャン太の食べ残した
カリカリの餌を
食べていることに気づきました。


と言っても
ニャン太は食いしん坊なので
ほぼ食べ残すことはなく
たまに2〜3粒残す程度…


モフモフの三毛猫は
余程お腹に空かせているのでしょう

そのたった2〜3粒のカリカリを食べては
逃げるように消えて行く様子を
旦那は写真に納めていたのです。


顔と尻尾はモフモフですが
体は酷く痩せているように見えました。




ニャン太も
モフモフの三毛猫も同じ野良猫。

お腹が空いているなら
モフモフにも
ごはん待ち食べさせてあげようか…


私も旦那も
そう考えるようになり

ニャン太がごはんを食べに後のお皿に
一匙のカリカリを入れて置くと
いつの間にか
カリカリが無くなっていました。


どうやら
モフモフが来て食べている様子。



ある日のこと

ニャン太が
朝にいつもより遅めにやってきて
ごはんを食べていました。




すると

物陰から
モフモフがひょっこり顔を出して
こちらを覗いていたのです。


『おいで』と声をかけると
モフモフは逃げていきました。


すると突然、ニャン太が

『ゴロゴロニャ〜!』
と声を上げて
モフモフの後を追って行ってしまったのです。


やはり
モフモフは雌猫だから
ニャン太は追いかけるんだろうな…

そう思っていました。


赤ちゃんが
生まれちゃいそうだな…

本当にこりゃやばい。

どうにかしないとそう思いました。




次の日も
ニャン太はやってきて
いつものように
カリカリをガツガツとたいらげ
地面に体をゴロンゴロンとくねらせては
お腹を見せていました。


するとまた
モフモフが遠くから
こちらの様子をじっと見ています。


ニャン太は
モフモフが見ていることを知りつつ

ゴロンゴロン
スリスリを繰り返し
まるで
モフモフに見せつけているように
見えました。


『こんな風にすると人は餌をくれるんだよ。
おまえもやってみろよ。』


もしかしたら
ニャン太はモフモフにそう
教えていたのかもしれません。




次の日の朝も

ニャン太がごはんを食べていると
モフモフが遠くから
じっとこちらを見ていました。

私はカリカリの入った器を
少し遠くに置いてみました。




ニャン太がごはんを食べ終えて
私に甘えている時

なんと
モフモフが『ニャ〜』と鳴いて
近づいて来ようとしました。


『ごはんはこっちだよ!』

私は慌てて
カリカリの入った器の方に
誘導すると


モフモフは
カリカリを凄い勢いで食べ
離れたところに場所を移して
毛繕いを始めました。


明らかに
『ニャ〜』と鳴いて
モフモフから
こちらに近付こうとしてくれた!



ニャン太が甘えている様子を見て
安全だと判断したとしたら
モフモフはなんて賢い子


そして
ニャン太のお陰で
モフモフが心を開いたのなら
ニャン太は凄すぎる。


この日から私は
ニャン太のことを
ニャン太先生と呼ぶことにしました。



そして
この日を境に
状況は一変しました。



次の日の早朝
旦那が玄関先に出ると
いつものように
ニャン太が待っていました。



器の中に
カリカリを入れてあげたその瞬間


なんと
モフモフがサッと目の前に突然現れ
ニャン太のカリカリを
物凄い勢いで食べ始めたそうです。


これには
旦那もニャン太もびっくりしたそう

ニャン太は目が点になりつつも
怒ることもなく
ただその様子を見ているだけだったそうです。


旦那が慌てて
モフモフの器にカリカリを入れて
用意してあげると

ニャン太はそれから
落ち着いた様子で
カリカリを食べ始めたそうです。


モフモフは食べ終えると
直ぐにいなくなってしまい
ニャン太も追いかける様子もなかったそう…


ニャンは寛大な猫ですね。


やはりニャン太先生と申し上げたい。


ボス猫は
自分の縄張り内の
雌猫や子猫を守ろうとすると
聞いたことがあるような…

それとも

ただ単に
ぼーっとしている
おじいちゃん猫なのかな…



次の日から
2匹の猫は一緒に
玄関先でごはんを待つようになり

数日が過ぎると
モフモフは撫でさせてくれるように
なったそうです。



旦那は猫は飼ったことがない人。


野良猫は工場や作業場に入って
うんちやおしっこをしたり
悪さをするので
迷惑だと話していたくらいです。


見かけたら
追い払うことはあっても
餌を与えようなどとは
思わなかったそう。


しかし
ニャン太は
そんな旦那の心も鷲掴みして
猫の魅力を見せつけては
まんまと
ごはんをくれる人にしてしまったのだから

いやはや
ニャン太先生はさすがですね。


『朝は俺忙しいわ。玄関のドアを開けると
ニャーニャー2匹がうるさいw』


そう言いつつも
嬉しそうな
餌やりおじさんと化した旦那。


雨の日にはニャン太が来ないと
気に掛けるようになりました。


そして
この頃から
モフモフは我が家の玄関先から
離れなくなりました。


我が家の玄関ポーチは
雨や陽射しに当たることもなく
過ごせるので
ごはんやお水も貰えるとわかって
安心して過ごせると気付いたのでしょう。


ニャン太は
ごはんを食べて少し休んだ後
パトロールに出掛けしまうのですが


モフモフは
終日ここで
ベンチの上で休んだり
ニッチにのぼって外を眺めたりして
過ごすようになり

私が外に出る度に
食べ物をおねだりしたり
甘えてくるようになりました。


ごはんやおやつを食べても
私の顔も見つめてはニャーニャー鳴いて
話しかけてきました。


『ニャーニャー』

『へーそうなんだ』

『ニャー』

『あらまそうなの』

『ニャーニャー』

『そうなのね』


鳴き声も可愛らしく優しい子です。


私はひたすら
モフモフが満足するまで
相づちを打って
話を聞いてあげました。


私は動物と話ができる特別な能力が
あるわけではありませんが


この子が私の目を見て
必死に話しかけ来る様子から



『私、捨てられちゃったの?』

『私、悪い子なの?』

『一人でお外は怖かったよ』

『ずっとお腹空いてたの』

『ママに抱っこしたいの』

『いっぱい撫で撫でしてほしいの』

『私ここにいてもいいよね?』

『ほら、お腹も撫でてもいいよ』

そう言っているように感じました。



たくさんたくさん
お喋りしながら
モフモフは
私の足や手に顔をこすりつけたり
膝の上に乗ったり
胸に顔を埋めてきては
指を優しく甘咬みしてきたり
お腹を見せて寝転んだり
とにかく甘えたい要求が溢れて
止まりませんでした。

あんなに警戒していたのに
人への甘え方を知っている子だったとは…

お腹も空いていましたが
この子は何よりも
人の愛情に飢えているように思いました。



この様子からも
モフモフは
明らかに人に飼われていた猫なのだと
わかりましたが
見た目にも
そう思わずにはいられませんでした。


長毛の三毛猫ですが
頭と尻尾以外の部分は
短くカットされていて

そのカットの仕方がかなり雑で
見ていて可哀想な程…


まめにお手入れされて
いなかったのでしょうね



お尻の方には
大きな毛玉が
ぶら下がっていました。


恐らく
胴体部分も毛玉だらけになり
飼い主によって
雑にカットされたのだと思います。


モフモフは
ぶら下がったお尻の毛玉を
嫌がらずにカットさせてくれました。


そして
ブラッシングして貰うのが
大好きな様子…

自分から横たわり
気持ち良さそうに
毎日ブラッシングさせてくれました。

なんて
お手入れしやすい子…

なので
ファーミネーターを購入し
とかしてあげると
尻尾だけでも恐ろしいくらいの
毛が取れてび、びっくり…(・・;)


狸みたいに太かった尻尾が
一気に細くなりました。

因みにこちらを使用しました。


【あす楽】 ペットブラシ ワンプッシュ 猫ブラシ ファーミネーター ペット用ブラシ 抜け毛取り アンダーコート 約90%除去 簡単操作 安全 ペット美容 猫用品 S M L グルーミング トリミング 抜け毛 中型猫 小型猫 大型猫 長毛種 短毛種 お手入れ用品 ペット用抜け毛

 





しかしながら

この子は一体どこからやってきたのか?

こんなに甘えっ子ちゃんで
おうちから逃げたしたとも思えないし…

痩せていて

何日もごはんを食べていなかったように
見えますが

その割には手足の汚れが少ない気もするし
ノミやダニもついている様子がない…

私が見るからに
捨てられて
まだそんなに時間が経っていないように
感じたのです。


意図的に捨てられたとするなら
理由はどうであれ酷い話です…


この子が
ただひたすら不憫で仕方ありません…


室内飼いされていた子が
突然、外に放り出されて
生きていけるはずがありません。

この子はモフモフの毛並みだけれど
お顔もモフ毛で大きく見えるけれど
実は凄く小さい。
骨格がかなり華奢な子でした。


私は実家で代々、雌猫を買ってきたので
わかるのですが

この子は
乳首の様子から
まだ赤ちゃんは産んだことがないと
思いました。

もしかして
まだ凄く若い猫?


そうだとしても
不妊手術をしていなければ
今後、赤ちゃんが生まれてしまう可能性も
あるわけで…



いろんなことを考えて考えて
この先どうしようか
真剣に毎日悩みました。


取り敢えずは
迷い猫の問い合わせが届いていないか


近所の知り合い動物病院と
保健所に聞いてみることにしました。









長くなったので
②へ続きます。