バイカ―たちが子どもたちのために施設に来てくれて、子どもたちをバイクに乗せてくれました。ファヒム(仮称)は、乗せてもらったあと、こう願いました。「大きくなったら自分でバイクに乗りたい!」
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ドイツにある „Paulinchen e.V.“という団体の声かけで、ドイツ各地でやけどを負った子どもたちへのアクションデーをしています。このアクションを通じて、火傷や交通事故への注意喚起をしています。
重度の火傷を負ったケビンが治療のため渡独したのは数か月前になります。当初、やけどのため、左目をとじることができませんでした。ドイツで治療を受け、現在は日常生活を支障なく送れるようになりました。
ボビーカーに乗るケビン、とても子どもらしい笑顔です。将来の夢はもう決まっています。「大きくなったら、レーサーになりたい!」と語りながら、ボビーカーで颯爽と平和村施設を走り回っています。
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【2023年9月23日(土)タジキスタン・クリャーブ】
「『食糧物資の配布をします』と告知していたとしたら、何千人もの人が押し寄せていたことでしょう。」と、タジキスタン・クリャーブで活動する団体のスタッフ、クワァラミニソが言います。この心温かさを感じさせる女性スタッフは、食糧物資200セットを、片親家族、過去または現在リハビリを担当している家族へ届けることにしました。今日は、クリャーブで話をした女性や子どもを紹介します。
マニシャは歩行が自由にできません。彼女は、このクリャーブの団体が提供する歩行トレーニングだけでなく、裁縫の職業訓練も受けています。約3年前から、裁縫を通して家族を養うための収入を得ています。マニシャの配偶者は、子どものとき両脚をなくし、生活費を得ることがかなり難しいです。金銭面で困難があろうとも、この夫婦はこの状況でできる限りのベストを尽くしています。特に、もうすぐ就学する2人の子どもたちのために頑張っています。
15歳のオイシャの家族も、収入を得ているのは父親一人です。オイシャは、歩行機能と精神の機能に制限をもって生まれ、12年前からこのクリャーブの団体の支援を受けています。言語治療も受けています。今日、生きいきとしたオイシャは、かつてファームであった彼女の家を案内してくれました。約2年前から、オイシャは歩けるようになりました。家族は、無償で支援を受けられたことに感謝していました。オイシャの家族は、牧舎を持っていますが、牛を手に入れる余裕はありません。家族の庭で収穫できるトマトやその他の野菜に喜んでいます。
写真に写っている女性たちは、食糧物資の支援を大変ありがたく思っています。この女性たちは、このクリャーブの団体がプロジェクトを開始してからずっとつながりがあります。手作業の訓練も受け、家族を少しずつ養うこともできるようになりました。
この女性たち、クリャーブの団体のスタッフ、ドイツ国際平和村スタッフ一同、タジキスタンにおける食糧物資支援活動を資金面で支援してくださった皆さんに感謝しています。今日、開始した分配作業を通し、人々の生活に役に立っていることを実感しました。「『苦難の日々を送っている私たちのことを忘れずにいてくれる人々がいる』と感じられることも私たちを元気づけます。」とクリャーブの団体のクワァラミニソが、クリャーブの人々を代表し言いました。
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