子どもたちに笑顔を!

子どもたちに笑顔を!

紛争・貧困・病気で苦しむ、未来を担う世界の子どもたちが人間らしく生きるための生活の支援をします。

被災地の人々への緊急支援

2022年6月22日(水)未明(アフガニスタン時刻)、アフガニスタンとパキスタン国境地域のアフガニスタン東部パクティカ州とホスト州の地域で地震が発生しました。メディアによると、1000人以上が亡くなり、数多くの人々が行方不明となっています。現地では引き続き、救助活動が続いています。ドイツ国際平和村は、現地パートナー団体のアフガニスタン赤新月社に連絡し、この度、緊急医療セットと食糧物資の支援を行うことにしました。これらの物資は現地パートナー団体によって分配されます。

アフガニスタン赤新月社は、パクティカ州に支部があります。緊急会議を開き、まず初期の必要援助を行うため、500個以上のテントを含む援助物資を早速被災地に送りました。そのあたりはヒンドゥクシュ山脈の山岳地帯のため、奥地の被災地に向かうには困難が伴います。赤新月社のスタッフは、「これから死者数は増えるでしょう。人々に早急な支援が必要です。」と現地の様子を報告しました。

人道危機が及ぶアフガニスタンに、今度は自然災害である地震が襲い掛かりました。2021年夏の政権交代により、多くの国際的に活動している団体がアフガニスタンから引き上げ、アフガニスタンの人々は日々生きていくことに精一杯です。人々は食糧品を購入する費用を得るため、保持しているものはすでに売り払っています。職を失ったり、給料の支払いがなされないため、人々は収入もありません。政権交代前、アフガニスタンは、国家予算の75%を国際社会からの資金で賄っていました。この資金は今はどこにもありません。この状況下で、最も苦しんでいるのは子どもたちです。将来への絶望感が蔓延し、今回の災害により、人々の苦しみはさらに広がっています。他国の支援団体がアフガニスタンにいなくなった今、被災地での救助活動と生存者への支援は困難を極めています。この地震の速報後、ドイツ国際平和村は緊急支援を行うことにしました。この緊急事態に、「私たちはあなたたちを忘れていない」という意志を現地の人々へ伝えなければなりません。

ドイツ国際平和村は、被災された方々、その家族、そして今この瞬間も生死の境で生き延びようとしている人々に寄り添い、できる限りの支援を続けていきます。

http://japan.friedensdorf.de/2022/06/23/erdbeeben-afg/

 

2022年6月12日(日)

ケガや病気を抱えた子どもたちと面会をするため、タジキスタンの南部まで1500キロほどを移動しました。最終地は、ウズベキスタン国境にあるQubodijonとアフガニスタン国境のDjaihunです。この時期でも40度になる高気温の中、子どもたちの面会のため、多くの人が集まっていました。

タジキスタンの人口の80パーセントは貧困層で、定職に就いている人も多くはありません。子どもたちの治療のために費用が払えるほどの余裕は家族たちにはありません。その上、コロナ・パンデミックで支援団体が活動すること自体が困難だったため、状況はさらに悪化しています。

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特別な状況下では、やむを得ない対策が必要になります。コロナ・パンデミック禍、ドイツ国際平和村は、様々な状況を乗り越えてきました。紛争や危機的状況にある子どもたちへの援助活動は、これからも続きます。しかしながら、毎年9月の第2土曜日に開催が決まっている一般公開のお祭り「ドルフフェスト」は、安全性を考え、今年も中止を決定しました。

ドルフフェストは、ドイツ国際平和村を支援してくれている方々や活動に関心を持っている方々が気軽に訪問できるイベントでもあります。そして、アンゴラ、アフガニスタン、ガンビア、それに中央アジアから来ている子どもたちの母国の音楽やダンス、それに母国料理を楽しめる機会でもあります。

ドイツ国際平和村の支援によりドイツで治療を受けている子どもたちは、免疫力も強くなく、コロナウイルスから守らなければいけない存在です。子どもたちも楽しめる行事でもあるので、今回の中止の決定は、簡単ではありませんでした。「今回の決定を大変残念に思っています。ただ、感染のリスクがある中、訪問者、それにドイツに受け入れている子どもたちを危険にさらすわけにはいきません。」と、ドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターは言います。

ドイツ国際平和村のスタッフは、6月第2週目にタジキスタンを訪れ、ケガや病気を抱えた子どもたちとの面会を実施しました。6月中には、治療を終えた子どもたちがアンゴラへ帰国する予定です。その後年内に、アフガニスタンへの支援も予定されています。コロナ・パンデミックの日々、子どもたちとスタッフを守ってきたからこそ、これらの活動を実施することができるのです。ドイツ国際平和村の活動を継続することは、最重要事項です。

一方で、ドルフフェストを通して、援助活動をより多くの方々に知ってもらえること、寄付を集められ、その寄付があるからこそドイツ国際平和村の活動を続けていけることも理解しています。ただ、今回も上記の理由で中止の決定をしなければなりませんでした。「以前から支援をしてくださる皆さん、毎年ドルフフェストを楽しみにしてくれている方々がいることは忘れていません。コロナ・パンデミックでご自身が大変なときも、ドイツ国際平和村を支援し続けてくれました。心から感謝しています。」

この感謝をドルフフェストで対面で伝えられないことも大変残念です。それでも、今回はリスク回避を優先しました。来年こそ、皆さんとお会いできることを願っています。

写真:2019年のドルフフェストの様子

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【タジキスタン】

2022年6月8日(水)

ハトロン州Muminobod地区にある病院で面会をした子どもは、わずか生後18日目の子どもでした。この地区は、タジキスタンの首都から車で3時間ほど離れていて、町というより長閑な村です。

この地域の人々の多くは農業で生計を立てています。家族全員が支え合っています。両親が畑仕事をしている間、子どもたちは家畜の世話をします。40度近くなる気温下でも、文句も言わず、仕事を続けます。「こうしないと生きていけないんだよ」と現地パートナー団体のスタッフは、まとめました。タジキスタンの子どもたちの未来が保障されるよう、協力して支援をしてくださる皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

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【タジキスタン】

2022年6月7日(火)

「タジキスタンの村クリャーブでの面会はこれで最後です。今日の業務は終了です。」と現地パートナースタッフが伝えました。今日も大変経験深い一日となりました。今日の面会は、アフガニスタンとの国境から6キロしか離れていない小さな村ハマドニから始まりました。この地区でのケガや病気を抱えた子どもたちとの面会は初めてです。この地区でもクリャーブと同様に知的、または身体的に障がいのある子どもたちへの現地プロジェクト活動を進めています。

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2022年6月5日(日)、ドイツ国際平和村スタッフがタジキスタンに向かいました。以下、現地からの報告です。

2022年6月6日(月)

タジキスタンの首都ドゥシャンベに現地入りするのは3年ぶりです!すでに数人のケガや病気を抱えた子どもたちと面会しました。以前、ドイツにて治療を受けて帰国した「かつての子ども」の一人が、現地パートナー団体がプロジェクトを行っている場所の近くに住んでいます。その子は、私たちが来ていることを聞いて、学校が終わるとすぐに会いに来てくれ、元気にしていることを報告してくれました。彼は算数の先生になりたいそうです。

ドイツ国際平和村では、コロナ規制下で外部からの訪問を制限していました。今回、平和村大使ウリ・プロイス氏がようやく本部を訪れることができ、代表ビルギット・シュティフターと2時間の会談をしました。

会談では、様々なテーマについて話をしましたが、その中には、アフガニスタンでの食糧支援物資配布、大使としての活動テーマの決定などがありました。過去2年のコロナ・パンデミックの中、ドイツ国際平和村の活動を続けられたことは、重要な報告事項の一つでした。もちろん、延期や変更を余儀なくされた活動もその中にはあります。しかし、活動の本質は変わらず、続けることができています。

「もちろん、今後もドイツ国際平和村は引き続き、活動していきます。ウクライナ侵攻で多くの人々が傷つき、悲しみに覆われています。ウクライナだけでなく、世界上の悲しみや苦しみはなかなか減りません。」と、ドイツ国際平和村の代表ビルギット・シュティフターが語ります。ドイツ国際平和村は、アフガニスタンへの支援を30年以上続けています。現在、アフガニスタンの人々は飢餓に苦しんでいます。昨年から引き続き、アフガニスタンへ基礎的な食糧支援物資を届けています。

ドイツ国際平和村では、現在5名の平和村大使が活動しています。ウリ・プロイス氏のほか、俳優・一般社団法人Get in Touch代表の東ちづるさん、俳優ギュンター・ランプレヒト氏、元州知事ハラルド・シャータオ氏、元学校長ハインツ‐クラウス・ストリック氏が活動しています。

日本で活動されている平和村大使・東ちづるさんについての記事はこちら:http://japan.friedensdorf.de/ueber-uns/verbindung-mit-japan/

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【ウズベキスタンとキルギスへの援助】

2022年5月9日、ウズベキスタンの首都タシケントの空港で、治療を終えた11人の子どもたちが、ようやく家族と再会することができました。待ち構えていた家族と子どもたちは、再会の喜びにあふれていました。母国で健康に暮らしていく新たな生活が待っています。

コロナ禍では難しかった現地訪問がようやく再開されました。今回、ウズベキスタンとキルギスへの8日間の現地訪問を通し、ケガや病気を抱えた子どもたちとの面会を現地パートナーとともに実施できました。面会はウズベキスタン現地パートナー団体„Soglom avlod uchun - Stiftung für eine gesunde Generation(健康な世代のための基金)“ とキルギス現地パートナー団体„Together to Health“と協力し、それぞれの様々な都市で実施し、何百人もの子どもたちが家族とともにスタッフのもとを訪れました。ドイツでの治療が必要、かつ治癒可能と判断した子どもたちは、次回の中央アジアへの援助飛行の際にドイツへ来る予定です。ウズベキスタンから19人、キルギスから2人、合計21人が次回渡独することになりました。先天性の泌尿器系疾患や、主に家庭内の事故による重度のやけどなどを子どもたちは抱えています。「ひどいやけどを負った子どもたちが多いことに驚愕します。」と現地入りしたドイツ国際平和村のスタッフが語りました。「顔面全体にやけどを負い、やけどによるひきつれが背中のほうまで起こっています。ウズベキスタンで、これほどまでにひどい状況は見たことがありません。」やけどの初期の対処は現地でも行えますが、後続治療が困難です。そのため、子どもたちは数か月後や数年後には、重度の拘縮により、可動域の極端に制限されます。専門的な治療が必要となり、多くの場合、ウズベキスタンでは不可能な治療となってしまうのです。そこで、ドイツ国際平和村施設敷地内になるメディカル・リハビリセンター内の手術室での治療や、複雑な手術になるとドイツの協力病院にて治療を行います。

【長年の協力関係】

ウズベキスタンへの支援は約20年前から、そしてキルギスは2013年から、実施しています。その間、現地パートナー団体のスタッフや医師たちと長年にわたり、深い協力関係を築いてきました。子どもたちにドイツでの治療の機会を提供する活動に加え、現地でのプロジェクト活動にも取り組んでいます。2003年からウズベキスタンでは口唇口蓋裂の治療プロジェクトがはじまり、整形外科、形成外科治療の手術プロジェクトにも拡張していきました。2015年からは、心疾患治療プロジェクトも進んでいます。重度の複雑な症例の場合は、インドでの治療も可能です。キルギスの子どもたちへも同様に専門医による治療プロジェクトが行われています。両国での治療プロジェクトにおいて必要な器具や資金をドイツ国際平和村は支援しています。

写真(左):ドイツで治療を受けている子どもからの手紙を受け取った家族

写真(右):以前、ドイツ国際平和村の援助で治療を受けた子どもた

2022年5月9日(月)、病気やけがの治療のためにドイツで治療を受けていたウズベキスタンの子どもたち11名が、ドイツ国際平和村スタッフに付き添われ、母国ウズベキスタンへと帰国できました。子どもたちは、ウズベキスタンの首都タシケントの空港で待っていた家族との再会を心から喜んでいました。子どもたちは、ドイツでの長い治療を経て、元気に生きていく未来を手に入れました。

ドイツ国際平和村スタッフは、現地パートナー団体„Soglom avlod uchun – Stiftung für eine gesunde Generation“(健康な世代のための基金) と協力して、ウズベキスタンでドイツでの治療を必要としている子どもとその家族たちと面会を予定しています。その後、ウズベキスタンからキルギスへ移動する予定です。

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