ピース・アンド・ホープカウンセリングセンターのブログ

 ◆感染症対策としての在宅勤務が始まるなど、この1年程で仕事の仕方や環境が変わった方も多いのではないでしょうか。また、お子さんのいらっしゃるご家庭では、オンライン授業や短縮授業、部活動の制限で、お子さんが家にいる時間が長くなることもあったのではないでしょうか。全体的にご家族の生活スタイルが変わったという方もいらっしゃるのではない

かと思いますが、新しい変化や慣れない状況は、人間にとってそれだけで大きな負担になりえるものです。

 ◆日本では2015年から職場でのストレスチェック制度が開始されています。チェックの結果によっては産業医等への面接をすすめられるなど、働く方の不調のサインを見逃さないようにしようという仕組みが整備されてきました。それだけ、職場や仕事で受けるストレスは、働く方にとって見過ごせない影響力を持っているということです。
 過度の負担やストレスにさらされ続けた影響は、体の不調からはじまることも少なくありません。腹痛や胃痛、吐き気といった消化器の不調や、頭痛、めまい、発熱のほか、胸の違和感のような様々な症状が生じる可能性があります。どういった症状が出るかは、その方によって異なります。それから、ミスやもの忘れが増えたり、集中力・効率が下がったりといった、行動面での不調がはじまることもあります。仕事に対する億劫感も強くなってくるかもしれません。

 ◆ストレスや過度の負担で不調をきたしてしまうのは、職場で仕事をされている方だけではもちろんありません。ご家庭を支える主婦の方やお子さんも、燃えつきてしまうことがあります。毎日絶えることのない家事や、がんばって家族の生活を支えることが続くと、主婦の方も疲れきって燃えつきてしまうことがあります。そうなると、消耗感や疲労感が強くなったり、意欲や自信が低下して無気力になってしまったり、色々なことに怒りを感じたりするようになってしまうことが知られています。また、「いい子」として周囲の人の期待に応えようと一生懸命やりすぎると、お子さんもエネルギー切れを起こして燃えつきてしまいます。

 ◆身近な人ががんばりすぎていることや疲れ始めていることには気がついても、意外と自分自身のことには気づかない場合も少なくありません。あるいは、無理をしている友人には「無理しないでね」と声をかけられても、自分自身に関しては「がんばっているのはみんな一緒」「このくらい他の人もやっている」と無理を続けてしまうこともしばしばあると思います。しかしながら、上述のような『不調のサイン』があらわれたら、ぜひ一度立ち止まってご自分のことを振り返っていただけたらと思います。自分自身のためにリラックスできる時間を作ったり、ご自身のケアについてぜひ検討していただきたいです。家族や上司、ドクターやカウンセラーなど、頼れる人を探してみるという選択肢もあるかもしれません。