ピース・アンド・ホープカウンセリングセンターのブログ
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 みなさんは怒っている人を目の前にしてどんな気持ちになるでしょうか?こちらも怒りの気持ちを感じたり、憂鬱な気持ちになったり、中には自分を責めて萎縮してしまい、他人の怒りを感じるだけでドキドキしたり泣きたくなったりする人もいるかもしれません。

 怒っている人に怒って言葉を返しても火に油を注ぐだけで、相手の感情が治まることはありません。まずは、こちらが冷静になることが大切です。「怒りは困り」という言葉があります。相手が何に困っているのか相手の言葉に耳を傾けながら考えてみましょう。その際に大事なことは事実と相手が推測しているであろうことを区別する、要望と無理難題を区別し、対応可能なことと不可能なことを分けることです。中心の訴えが解決されると怒りは治まってくることが多いです。話の内容を整理して、その人が困っていることの根幹を見つけられるよう考えてみましょう。対応可能なことでこちらのミスで相手が怒っているのであれば謝り、どうしたらそのミスを繰り返さずに済むかを考えたり相手に教えてもらったりできると良いでしょう。対応不可能なことで怒っているのであれば「~さんはそう思われるのですね。それはご心配ですね。」「~だったことが腹立たしく~して欲しいとお思いなのですね。」などと相手に共感する態度で言葉をかけてみましょう。そしてこちらが対応不可能なことは理由を話して相手に理解を求めることも大切です。例えば「こういう事実があると、こちらはこういうことで困ってしまう。だからこうしてもらえませんか?」という話し方も良いかもしれません。

 怒られて冷静になれない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は相手は事実に腹を立てて困っているのであって自分自身を否定しているわけではない、と考えることが大切です。怒る人は困っていることを表現するのに怒ることしかできない人なのかもしれません。誰かが怒っていても「自分が悪いのでは…」と思う必要はないのです。

 しかしながら、怒られることに感情的に反応してしまう場合は多いです。そんな時はカウンセリングを利用することも一つの方法です。怒られてどんな感情になったのかを安心して話せる体験は怒られた傷つきを癒す助けになりますし、相手の怒りにどう対応していくかをカウンセリングで考えていくことも気持ちが落ち着く一助となり得ます。