時期的に「選択」「決断」をテーマにしたご相談が多いので
我が家のお話を書いてみます。
もう、このブログで散々書いてきましたが
たっくんとチュン君は全くの正反対兄弟だ![]()
なので、育て方も全く違ってくる![]()
今回は、その違いの中から
「選択と決断」についてピックアップ。
「選択と決断」と言っても日常のささやかな事から人生の決断まで、様々なので、一概には語れないのだが、
今回は、どちらかというと人生の決断的な事についての話だ。
うちの子供達も何かとお騒がせで
不登校があったり、フリースクールに行ってみたり
転校してみたりと結構人生の「選択や決断」をする場面は多かった![]()
そんな時も大抵の場合
兄弟正反対の反応があり、正反対の対応が必要になる![]()
大雑把に違いを書くと、
たっくんには、決断の方法を教え、
チュン君には、全てを決断させる…のだ![]()
それでは、まず、たっくんパターン。
理性的で現実的な想像力を元に
選択、決断するのが苦手なたっくん。
想像よりは妄想の方へ暴走してしまいがち![]()
または、現実的な想像ができない場合、
質問や情報取集などで補うのではなく
信頼するあなたがいうなら
的な感覚で決断してしまう![]()
さらに、
『だって考えてもよく分からないもーん
』
という適当さと面倒くさがりという性格も
大いに作用してる…
(ホント私にそっくり
)
でも、こういう子はとても注意が必要。
小さい頃は、親の言う通りになりやすいし、
(聞き分けの良い、いい子という評価をされたりもする。)
自我が芽生えても、
自分を客観的に捉えるのが苦手だったり、
想像するのが苦手だったりすると
周りの意見が自分の意見になってしまい、
中には、
人の意見で進んだ先で大きく躓いてしまい
世の中や親を恨んでしまう子も…
決断には責任が伴うのです。
例え、それが他人の意見に流されてしまった事でも、
社会に出たら
「他人の意見に流される」と言う決断をした
自分の責任になるのです。
決断とは、とても重要な事だ。
しかし、どんなに時間をかけ、沢山の情報を与えても
選択・決断するのが苦手な子はいるものだ。
それに加えて自尊心が低い子は
新しいチャレンジから逃げるので
本人にとっては残念な選択をする事も多い。
そうなると、それなりに選択や決断の方法を学ぶまでは
親の導きが大切になってくる。
自分で決断する事を教えつつ
残念な選択にならないよう導く…
親的には、
どうしたらいいのよ!!!
ってなもんですね![]()
まったくです![]()
まず、私がした事は
私自身が腹をくくる事。
この子が自分自身で選択や決断をできるようになるまでには
とっても時間がかかるという事。
そして、
たくさん、たくさん、転んで学んでいく子だという事。
●時間をかける。
●経験して転ばせる。
この2点について
私自身がしっかりと腹をくくる事がとても重要だった。
そうして、
選択・決断が必要な時は
選択・決断させる時!ではなく、
選択・決断の方法を教える時だ!と思って対応してきた。
選択や決断をするためには
自分を客観的に知る必要があるが
自尊心が低かったり
ファンタジーな妄想に行きがちな子は
それがとても難しい。
ただでさえ若い時は誰もが無謀だ。
もちろんそれは悪い事ではなく、
無謀に突っ込んでいって大成功した人も大勢いますしね。
なので、
私の反対を振り切っても
無謀に突っ込んでいくのであれば、
いつでも応援してやる!と心の奥では思っているが
そこまでの行動力や想いがない(大抵は誰かの意見に流されている状態)ので、今の今まで、そこまでの事にはなっていない![]()
ちょっと話は逸れたが、
まずは客観的に自分を知る為に
ただ淡々と
え!?そこから?的なところから
質問を繰り返していったりする。
「なぜそう思ったの?」という質問では絶対に返事はない。
「なぜそう思ったのか」を知る為に
「たっくんが嬉しいと感じる事は何かしら?
A? B? それとも他の何か?」
のような、だいぶん掘り下げた所から始めたりもする![]()
それでも
最初のうちは全て無言か
「分からない
」
しか返って来ずに、無駄な努力に思えた事もしばしば![]()
でも、「自分について自分で考える」方法を知ってもらわなければならない。
とはいえ、選択や決断には
タイムリミットがつきもので、
結果として私が導く形になる事も多く
何度も
「親のエゴではないか?
本当に我が子だけを見ているか?」
と自問自答を繰り返したり
周囲から
「何でも親が決めている。
子供を無視して親の都合で進める母」とレッテルを貼られ、
できる事なら子供に決めてもらいたいよ トホホ![]()
となったり…
そんな時代もとても長かった。
しかも、「無言」と「分かんない
」時代の次にやって来たのが
え〜!!!???
何でそうなっちゃうの?![]()
っていうくらい突拍子もないファンタジーで、
自分の性格や現実の金銭的な事などを全く無視した「選択」をする時代だった![]()
そこで、
また、なぜそうしたいと思うのかを
客観的に見つめる為に内観に導ける質問をするのだが
まあ、この時代は
自己内観をして
本当は自分に自信がない
本当はそんな勇気がない
などの自分に気付きたくないので
感情的になって聞く耳持たなくなったりする。
ある意味、やっと来たたっくん風の反抗期でもある。
私としては
「自分に自信がない」のではなく
そもそも理想としている男性像が
本来のたっくんとは正反対の人物像なので
あなたは、あなたで素晴らしいという事、
「本当は勇気がない」のではなく、
あなたは、自分の志が明確になれば
驚くほどの勇気を見せる子である事を知って欲しくて
一生懸命伝えようとするのだが
その時代は
とにかく見たいものしか見えないし、見たくない。
私は先述したように
反対を押し切ってもやる!![]()
というなら応援しようと密かに思いつつ反対すると
反対を押し切るどころか拗ねたりいじけたり…
押しても引いても動かないような状態になる。
そうなると、後は転ぶのを見守るしかない。
あっちにもこっちにも進まずに
投げやりになったり、考えることから逃げたり
人に流されたりして、転びまくりのたっくん。
でも、その度に、現実の世界を自分の事として体験する。
そしてやっと、少しずつ、色んな事が結びついてくる。
転ぶ度に私の声に耳を傾ける事が増えてくる。
私は、彼に本当の自分の素晴らしさを知って欲しくて
事あるごとに叱咤激励と共に声を枯らして伝え続けた。
そうやって親子で試行錯誤、
いろんなバトルや葛藤や失敗があり、
彼は自分自身を素直に見つめる事ができ、
「自分らしく生きる」事を受け入れ
自分の持って生まれたものを生かした夢を持つ事ができ、
今、目標に向かっているたっくんがいる。
もちろん、この先、
まだまだ何が起こるか分からないですけどね![]()
色んなやり方や方法はあるけれど
大切な事は
いつも真正面からぶつかっていく事だと思う。
親だって間違ったり惑わされたり焦ったりするし、
子供はなおさらだ。
だからこそ、自分自身にも、我が子にも
何度弾き返されて無様な姿になっても
ただ、「無償の愛」だけを抱えて
真正面からぶつかっていく。
それこそが
一番大切な事なのだと思う。
こんな経験をさせてくれて
この事に気付かせてくれた
たっくんに、心から感謝している。
子育ては
親育て。
一緒に育ちましょう![]()
次回はチュン君の
選択と決断について書いて行きますね!
こーんなチャイルドカウンセラーmiwaママに
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