決めさせる子と決め方を教える子 | 失敗だらけの発達障害KIDS子育てブログ~

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UEP代表であり、PDD(広汎性発達障害)の長男とLD(読字・書字障害)の次男を育てるmiwaママの子育てブログです。うちの子って育て難い!って思っているママや子育てで自己嫌悪に陥ってる方、こんな奴も居るんだって元気になって頂ければ嬉しいです。

時期的に「選択」「決断」をテーマにしたご相談が多いので

我が家のお話を書いてみます。

 

 

もう、このブログで散々書いてきましたが

たっくんとチュン君は全くの正反対兄弟だ焦っ

 

なので、育て方も全く違ってくる苦笑

 

今回は、その違いの中から

「選択と決断」についてピックアップ。

 

「選択と決断」と言っても日常のささやかな事から人生の決断まで、様々なので、一概には語れないのだが、

今回は、どちらかというと人生の決断的な事についての話だ。

 

うちの子供達も何かとお騒がせで

不登校があったり、フリースクールに行ってみたり

転校してみたりと結構人生の「選択や決断」をする場面は多かった焦っ

 

そんな時も大抵の場合

兄弟正反対の反応があり、正反対の対応が必要になる苦笑

 

大雑把に違いを書くと、

たっくんには、決断の方法を教え、

チュン君には、全てを決断させる…のだ焦っ

 

それでは、まず、たっくんパターン。

 

理性的で現実的な想像力を元に

選択、決断するのが苦手なたっくん。

想像よりは妄想の方へ暴走してしまいがち苦笑

 

または、現実的な想像ができない場合、

質問や情報取集などで補うのではなく

信頼するあなたがいうならハート的な感覚で決断してしまうがびょーん

 

さらに、

『だって考えてもよく分からないもーんべー

という適当さと面倒くさがりという性格も

大いに作用してる…顔に縦線2(ホント私にそっくり・・・泣

 

でも、こういう子はとても注意が必要。

 

小さい頃は、親の言う通りになりやすいし、

(聞き分けの良い、いい子という評価をされたりもする。)

自我が芽生えても、

自分を客観的に捉えるのが苦手だったり、

想像するのが苦手だったりすると

周りの意見が自分の意見になってしまい、

中には、

人の意見で進んだ先で大きく躓いてしまい

世の中や親を恨んでしまう子も…

 

決断には責任が伴うのです。

例え、それが他人の意見に流されてしまった事でも、

社会に出たら

「他人の意見に流される」と言う決断をした

自分の責任になるのです。

 

決断とは、とても重要な事だ。

 

しかし、どんなに時間をかけ、沢山の情報を与えても

選択・決断するのが苦手な子はいるものだ。

 

それに加えて自尊心が低い子は

新しいチャレンジから逃げるので

本人にとっては残念な選択をする事も多い。

 

そうなると、それなりに選択や決断の方法を学ぶまでは

親の導きが大切になってくる。

 

自分で決断する事を教えつつ

残念な選択にならないよう導く…

 

親的には、

どうしたらいいのよ!!!

ってなもんですね顔に縦線

 

まったくですがっかり

 

まず、私がした事は

私自身が腹をくくる事。

 

この子が自分自身で選択や決断をできるようになるまでには

とっても時間がかかるという事。

 

そして、

たくさん、たくさん、転んで学んでいく子だという事。

 

●時間をかける。

●経験して転ばせる。

 

この2点について

私自身がしっかりと腹をくくる事がとても重要だった。

 

 

そうして、

選択・決断が必要な時は

選択・決断させる時!ではなく、

選択・決断の方法を教える時だ!と思って対応してきた。

 

選択や決断をするためには

自分を客観的に知る必要があるが

自尊心が低かったり

ファンタジーな妄想に行きがちな子は

それがとても難しい。

 

ただでさえ若い時は誰もが無謀だ。

 

もちろんそれは悪い事ではなく、

無謀に突っ込んでいって大成功した人も大勢いますしね。

 

なので、

私の反対を振り切っても

無謀に突っ込んでいくのであれば、

いつでも応援してやる!と心の奥では思っているが

そこまでの行動力や想いがない(大抵は誰かの意見に流されている状態)ので、今の今まで、そこまでの事にはなっていないがびょーん

 

ちょっと話は逸れたが、

まずは客観的に自分を知る為に

ただ淡々と

え!?そこから?的なところから

質問を繰り返していったりする。

 

「なぜそう思ったの?」という質問では絶対に返事はない。

 

「なぜそう思ったのか」を知る為に

 

「たっくんが嬉しいと感じる事は何かしら?

A? B? それとも他の何か?」

のような、だいぶん掘り下げた所から始めたりもする焦っ

 

それでも

最初のうちは全て無言か

「分からないキラキラ

しか返って来ずに、無駄な努力に思えた事もしばしばがーん

 

でも、「自分について自分で考える」方法を知ってもらわなければならない。

 

とはいえ、選択や決断には

タイムリミットがつきもので、

結果として私が導く形になる事も多く

何度も

「親のエゴではないか?

本当に我が子だけを見ているか?」

と自問自答を繰り返したり

 

周囲から

「何でも親が決めている。

子供を無視して親の都合で進める母」とレッテルを貼られ、

 

できる事なら子供に決めてもらいたいよ トホホガックリ・・・

となったり…

 

そんな時代もとても長かった。

 

しかも、「無言」と「分かんないキラキラ」時代の次にやって来たのが

え〜!!!???

何でそうなっちゃうの?ガビーン!

っていうくらい突拍子もないファンタジーで、

自分の性格や現実の金銭的な事などを全く無視した「選択」をする時代だったガーン!

 

そこで、

また、なぜそうしたいと思うのかを

客観的に見つめる為に内観に導ける質問をするのだが

まあ、この時代は

自己内観をして

本当は自分に自信がない

本当はそんな勇気がない

などの自分に気付きたくないので

感情的になって聞く耳持たなくなったりする。

 

ある意味、やっと来たたっくん風の反抗期でもある。

 

私としては

「自分に自信がない」のではなく

そもそも理想としている男性像が

本来のたっくんとは正反対の人物像なので

あなたは、あなたで素晴らしいという事、

 

「本当は勇気がない」のではなく、

あなたは、自分の志が明確になれば

驚くほどの勇気を見せる子である事を知って欲しくて

一生懸命伝えようとするのだが

その時代は

とにかく見たいものしか見えないし、見たくない。

 

 

私は先述したように

反対を押し切ってもやる!かお

というなら応援しようと密かに思いつつ反対すると

 

反対を押し切るどころか拗ねたりいじけたり…

押しても引いても動かないような状態になる。

 

そうなると、後は転ぶのを見守るしかない。

 

あっちにもこっちにも進まずに

投げやりになったり、考えることから逃げたり

人に流されたりして、転びまくりのたっくん。

 

でも、その度に、現実の世界を自分の事として体験する。

そしてやっと、少しずつ、色んな事が結びついてくる。

 

転ぶ度に私の声に耳を傾ける事が増えてくる。

 

私は、彼に本当の自分の素晴らしさを知って欲しくて

事あるごとに叱咤激励と共に声を枯らして伝え続けた。

 

そうやって親子で試行錯誤、

いろんなバトルや葛藤や失敗があり、

彼は自分自身を素直に見つめる事ができ、

「自分らしく生きる」事を受け入れ

自分の持って生まれたものを生かした夢を持つ事ができ、

今、目標に向かっているたっくんがいる。

 

もちろん、この先、

まだまだ何が起こるか分からないですけどねがびょーん

 

色んなやり方や方法はあるけれど

大切な事は

いつも真正面からぶつかっていく事だと思う。

 

親だって間違ったり惑わされたり焦ったりするし、

子供はなおさらだ。

 

だからこそ、自分自身にも、我が子にも

何度弾き返されて無様な姿になっても

ただ、「無償の愛」だけを抱えて

真正面からぶつかっていく。

 

それこそが

一番大切な事なのだと思う。

 

 

こんな経験をさせてくれて

この事に気付かせてくれた

たっくんに、心から感謝している。

 

子育ては

親育て。

 

一緒に育ちましょうえへ

 

 

次回はチュン君の

選択と決断について書いて行きますね!

 

 

 

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