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Momonga LinuxでISOイメージファイルをCDに焼いてみる

ReactOS(0.3.3)のLiveCDをCD-Rに焼きがてらに、CDの焼き方について記述。
CDを焼くソフトとしてcdrecordを使います。

ReactOSのLiveCDのISOイメージファイルをダウンロードする

まずここ(URL ) からLiveCDをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルはzipで固めてあるので、解凍します。

ReactOS-0.3.3-REL-live.zipの解凍
$cd Desktop (私はデスクトップにダウンロードしたので)
$unzip ReactOS-0.3.3-REL-live.zip


これでReactOS-LiveCD.isoというファイルが作成されます。

*次にCDを焼く準備としてcdrecordをインストール
cdrecordをyumからインストールします。

cdrecordのインストール
$su
パスワード:
#yum -y install cdrecord


次に使用できるデバイスを確認します。
"cdrecord --devices" または "cdrecord --scanbus" のどちらかです。

使用できるデバイスの確認
$su
パスワード
# cdrecord --devices
Beginning native device scan. This may take a while if devices are busy...
wodim: Overview of accessible drives (3 found) :
----------------------------------------------------------------------
0 dev='/dev/sg0' rw---- : 'ATA' 'ST3320620A'
1 dev='/dev/sg1' rw---- : 'MATSHITA' 'DVD-RAM SW-9585S'
2 dev='/dev/sg2' rw---- : 'Canon' 'MP Memory Card'
----------------------------------------------------------------------

scanbusの画像はこちら
scanbus


スーパーユーザにならなければどうもデバイスの情報を得られなかったのでスーパーユーザになりました。
私の環境では、dev='/dev/sg1'が該当するデバイスなのでこれを使用します。

試しに-dummyをつけてCDが焼けるか試してみましょう。

焼けるかテストしてみる
$cd Desktop
$su
パスワード
#cdrecord -eject -dummy dev='/dev/sg1' speed=16 ReactOS-LiveCD.iso
wodim: No write mode specified.
wodim: Asuming -tao mode.
wodim: Future versions of wodim may have different drive dependent defaults.
Device type : Removable CD-ROM
Version : 5
Response Format: 2
Capabilities :
Vendor_info : 'MATSHITA'
Identification : 'DVD-RAM SW-9585S'
Revision : 'P101'
Device seems to be: Generic mmc2 DVD-R/DVD-RW.
Using generic SCSI-3/mmc CD-R/CD-RW driver (mmc_cdr).
Driver flags : MMC-3 SWABAUDIO BURNFREE
Supported modes: TAO PACKET SAO
Speed set to 2822 KB/s
Starting to write CD/DVD at speed 16.0 in dummy TAO mode for single session.
Last chance to quit, starting dummy write 0 seconds. Operation starts.
Track 01: Total bytes read/written: 83968000/83968000 (41000 sectors).


-ejectは、焼き終わった時にディスクをイジェクト(排出)するオプションです。
-dummyは、実際にレーザーは出さずに焼き真似をし、シュミレーションのような形になります。
dev='dev/sg1'は、上記の--deviceの時に確認したものを指定します、これは--scanbusの時に得られた1,0,0のような値でもOKです。
speedは書き込み速度です、CD-Rの対応した範囲の速度で焼きましょう。
最後のReactOS-LiveCD.isoが対象のイメージファイルです。


さっきのから-dummyを取り除いただけですが、実際に焼いて見ます。

実際に焼いてみる
$cd Desktop
$su
パスワード
#cdrecord -eject dev='/dev/sg1' speed=16 ReactOS-LiveCD.iso
wodim: No write mode specified.
wodim: Asuming -tao mode.
wodim: Future versions of wodim may have different drive dependent defaults.
Device type : Removable CD-ROM
Version : 5
Response Format: 2
Capabilities :
Vendor_info : 'MATSHITA'
Identification : 'DVD-RAM SW-9585S'
Revision : 'P101'
Device seems to be: Generic mmc2 DVD-R/DVD-RW.
Using generic SCSI-3/mmc CD-R/CD-RW driver (mmc_cdr).
Driver flags : MMC-3 SWABAUDIO BURNFREE
Supported modes: TAO PACKET SAO
Speed set to 2822 KB/s
Starting to write CD/DVD at speed 16.0 in real TAO mode for single session.
Last chance to quit, starting real write 3 seconds.
0 seconds. Operation starts.
Track 01: Total bytes read/written: 83968000/83968000 (41000 sectors).


で完了しました。
実際にもう一度焼いたCDを挿入してみると、ディスクに書き込まれているのが確認できました。

importでスクリーンショットを取る

LinuxのGUIでスクリーンショットを取るにはどうしたら良いでしょうか。
簡単なimportというツールがあります。

importを使えばこのようにスクリーンショットを取る事ができます。

スクリーンショット

import_png



importを使う為にはImageMagickというパッケージを入れる必要があります。
suコマンドでrootになりインストールします。

ImageMagickのインストール
$su
パスワード:
#yum -y install ImageMagick

試しにスクリーンショットを取ってみましょう。
importコマンドの使用例
$import -window root ~/Desktop/test.jpg
デスクトップにtest.jpgという画像が現れた事でしょう。

importは通常実行するとマウスカーソルが十字になり、クリックしたウィンドウをキャプチャするプログラムです。
-windowオプションは起動時にキャプチャするウィンドウを指定してしまうオプションで、rootはデスクトップ全体をさすようです。



残念な事にimportはファイル名を指定しなければ、スクリーンショットを保存する事はできません。
なので、シェルスクリプトを使って現在時刻のファイル名を作成するシェルスクリプトファイルを作ってしまいました。

importをよりよく使うshellスクリプト
#!/bin/sh
hidsuke=`date +"%m.%d.%y,%T"`
import -window root -silent ~/Desktop/$hidsuke.jpg

このシェルスクリプトは、デスクトップに月.日.年,時:分:秒で画像を保存します。

これを例えば impdisp.sh と保存したならば
$chmod 755 impdisp.sh
として
/usr/bin
などに放り込んでしまえば、GNOMEなどのパネルからimpdispと指定してクリックだけでスクショが取れるようになります。

当記事はimportについてこの記事を参考にしました。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/010prtsc.html

Momonga Linux 4のインストール

Momonga Linux4のインストール。
Momonga Linux5のインストールはこちら→

作業に入る前にMomonga Linuxの利点とは?
1.パッケージの管理が楽そう(実際楽ちん)
2.初めからGUIが使える
3.今や当たり前ですが、様々なパッケージが揃ってる
4.あらかじめ可愛い見栄え(これは他のディストリに無い)


Momonga Linux4のISOイメージをダウンロード

インストールすべくMomonga Linux4のインストーラディスクのISOイメージファイルをダウンロード。
ここなど(URL) からCDサイズのMomonga-4-minimal-i686.isoをダウンロード。
GNOMEやKDEを使う場合は後から入れても問題無いでしょう。
その他のミラーはこちら(URL) から

ダウンロードしたイメージファイルをCD-Rに焼きディスクを入れたまま再起動。


インストールはGUI形式で進んで行きます。

・言語は日本語(Japanese)を選択
・キーボードも106jpを選択

後は日本語で進んでいくので結構楽にインストールを終わらせる事ができると思います。

パーティションの設定については、私はLVMというのを使ってインストールしました。

LVM
+MomongaLinux
+MomongaRoot / 50G
+swap swap 1024MB

hda0
+hda1 /boot 1024MB
+hda2 LVM 100G
という感じです。

VMwareをインストールでもしたら、画像も織り交ぜて改めて書いてみようと思います。


インストールが終わって起動できたら

左下のLanguageで日本語(UTF-8)を選択してログインしましょう。
UTF-8はMomongaが推奨している環境です。
EUC-JPの方が色々と融通が聞くかも。。。と一抹の不安もありますが、UTF-8を選択します。

この環境をデフォルトに設定するか、と聞いてくるので
Make Defaultをクリックしましょう。
次回からこの動作を省く事ができます。

ログインできたら、システムのアップデートを済ませてしまいましょう。
$su
パスワード:
#yum -y update
もしくは
#yum -y upgrade
です。
この違いが分からないので何とも言えませんが、どちらでもアップデートできました。

後はSCIM-Anthy(日本語入力環境)の設定を弄ったりしましょう。
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