ペットと暮らす人向けの防災の講演に行ってきました(ばく) | ぴいちゃん工房

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止まり木作ってます。

 

ここんとこ調子を崩しておりまして、

だいぶヤバい状況(爆)だったんですが、なんとか復活しました(爆)。

皆さまにはご心配おかけしてすみませんでした。

ちなみにまだ完治した感じではないので、またぶり返すかも知れません。

(肺炎の症状)

 

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TSUBASAさんから、最新の回覧板が発行されました。

一部の動物病院さんなどでも入手可能ですが、TSUBASAさんのHPからダウンロードできます。

 

https://www.tsubasa.ne.jp/study/kairanban/

 

この回覧板の内容なのですが、比較的鳥さんとの暮らしている期間の浅い方向けの記事になっていると思います。

買い物ついでにペットショップにたまたま立ち寄ったら、「歳末セールで大特価」なるものに遭遇してしまって、うっかりインコちゃんと鳥かごと鳥のエサを3000円位で買ってきちゃったこの記事をご覧のそこの貴方向けの内容です(爆)。

 

そうではない皆さまもぜひご一読ください。

 

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先日、練馬区主催の

講演会「災害が起こったら、うちのペットはどうしよう?」 というものです。

非常に勉強になりました。

講師の先生は、日本獣医生命科学大学の准教授の水越美奈先生が登壇されていました。

 

いい資料を色々いただいてきましたが、全部をここに載せてしまうわけにもいかず、主に先生のお話で印象に残ったものを適当に書いてみたいと思います。

 

1:実際にペットさんを連れて避難所に到着したら

①避難所に入る登録をするそうです(行政側で把握をする為)

②と、同時にペットさんも登録(名前・種類・性別・所有者表示(鑑札)など)

③人は人用の避難スペースへ。ペットさんはペット専用スペースへ入ります。

④ペット専用スペースは利用者相互で話し合い自分たちで管理、お世話を行なう。

 

これは資料内の画像を掲載させていただきました。

駐輪場をブルーシートで覆ったもので、2004年の新潟県中越地震の実際の避難スペースです。

 

2:普段からの備え

①身分証関連

→ペットさんの写真だけではなく、飼い主さんとペットさんが一緒に写っている画像があると、本人確認が取りやすい。

→わんちゃんは必ず鑑札を付けて欲しい

→→災害の混乱の中で飼い主さんとはぐれてしまっても、鑑札があればかなりの確率で飼い主さんと再会出来るそうです。

→→万が一迷子のわんちゃんが野犬化(恐怖から)してしまっても、愛護センター職員さんは鑑札が目視で確認出来る事によって、

   安心して捕獲に移れるそうです。

 

②ケージに入る訓練、名前を呼ぶとこちらを向く位のコミュニケーションは取れるようにしておく事。

 

③特に猫ちゃん、中途半端な外飼いは、室内やキャリー内で落ち着いて過ごせなくなるので止めて下さい。

 (悪い例として"サザエさん"の磯野タマちゃんが挙げられていました。)

 過去の避難所のケースだとこれが一番困ったそうです。

 

④「水」を用意しておく。

→支援物資としてペットボトル飲料が配られる場合があるが、お茶やミネラルウォーターとなり、ペットさんの飲料水として使えない場合が多いので、「お水」のストックをお忘れなく! もちろんごはん類も!(7日分は必要)

 

⑤避難時について(犬編)

→わんちゃんはこれが一番いいそうです(爆)

↓↓ドッグスリング

スリングの例:ドッグピースさんの犬用スリング

飼い主さんも両手が空き、わんちゃんもガラスの破片や危険物の散らばる路上を歩かなくてすむので、避難所まで徒歩移動はこの方法が一番安全ではないか?とは先生のお話です。(折り畳みキャリーは持って行かないといけませんが)

 

⑥避難時について(猫編)

自由きままな猫ちゃんですが、やはりリードに慣れておくと、いざという時落ち着いて過ごせる、との事でした。

JPCペット用ハーネス

 

これが出来ると出来ないでは大違いで、リードの装着によって係留が可能になる。との事でした。

 

⑦ペットさんのおトイレ(主に猫ちゃん)

ペットシーツを大きな蓋つきタッパに入れておくといいそうです。

使用時以外は臭いを外に出すのを防げるとか。

ペット同行避難所で問題になりやすいのが、「臭い」の問題だそうです。

 

 

3:講演後のディスカッション

①避難所で受け入れ不可の動物 

 →ワニ、カミツキガメなどは不可

②マイクロチップについて

 →すべての規格が統一化されているわけではないので、注意して欲しい。

  大手ペットショップなとで施術されるものは、その企業の独自の規格とか。

③猫ちゃんの避妊手術について

 →Q:うちの猫、避妊手術したんだけど、耳のカットとかした方がいいの?

 →A:獣医師だったら触診で解るから目印不要ですー。

 

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こんな内容でした(爆)。

 

ペットとの同行避難は、環境省主導で各都道府県以下の自治体でも同じニュアンスを持っているはずです。

 

この手の講演は生き物の種類ごとそれぞれ開催するのではなくて、避難所を利用する可能性のあるすべての飼い主さんが集まってやるのがいいかも知れませんねー。

 

↓参考↓

NPO法人アナイス 様