おもちのケージ | ぴいちゃん工房

ぴいちゃん工房

止まり木作ってます。

おもちのケージです。

 

主に保温関係の内容です。

 

寒いのが苦手で足の悪いおもちですが、ここ二ヶ月ほどプラケで過ごしていました。

寒くなってきましたので、元々のケージへお引越しです。

度々、「ここから出せ」とプラケ内で暴れる様になりましたので、本人の希望です(たぶん)。

室温が下がってきても、ある程度の大きさのあるケージであれば、ケージ内で温度差を確保するのも容易で、ケージの方がありがたいのです。

 

 

ここがおもち部屋

南東向きのだいたい6畳間です。

これは、今日までのプラケ仕様の様子です。

日当たりも良く、冬場でも日の出以降はとても暖かいですが、明け方に非常に冷えます。

その温度差に対応するため、ケージの場合はヒーターやサーモスタットに工夫をしています。室温に多少変動があっても、ケージ内では安定した温度が出せるのが目標です。

プラケorケージは、写真の様なキャスター付きのテレビ台に載せています。

 

プラケの場合はこんな感じで温めてます。

下にタオルを敷いて、その上にフィルムヒーターです。

このヒーターは、サンコーさんのパネルウォーマー14Wです。

今のおもちの体調だと、「何が何でも30℃以上」という状態ではありませんので、足腰を冷やさない程度に温度を上げています(就寝時で28℃前後)。

プラケに対して左半分だけにヒーターを敷いてます。

 

さて、ケージの設置です。

おもちにさんざん噛まれ、文句を言われながら設置完了です。

HOEIさんの35手乗りです。

おもちは片足の握力がほとんどありませんので、市販のつるつるの止まりだと踏み外して落下しますので総天然木です。

「足の悪い子はケージの網に張り付いての移動はNG」と病院の先生からのご指導がありましたので、左側に階段を付けて右手前へ向かってらせん状に登りなっています。

ぴいちゃんが寝てますが(爆)、彼の向こう側にも食器があります。

今のおもちが止まっている場所が就寝場所なので、この下側には、食器も止まり木も無くしています。(うんちの付着防止の為)

食器はサンコーさんの浅型バード食器です。

この食器、何気に良く出来ていて、足の掛かる部分は緩い曲線になっていて、おもちでも負担が少ない様です。しかも引っ掛ける針金がステンレス製なのです。

 

 

おっと、本題の保温器具です。

ケージ左側にアサヒさんの30Wを二連です。

手前側のはコンセント直結。

奥側のをサーモスタットで動かしてます。

二個付けているのは、サーモスタットが動作して片側のヒーターが止まった時でも、急激に温度が下がらない様にするためです。

また、片側のヒーターが切れた場合でも、もう片側が動いていますので、最低限必要な温度は確保できる。というのが狙いです。

ケージのメイン暖房はこの二個のヒーターですが、取り付け方は「鳥さんが呼吸で吸い込む空気を暖める」をイメージしてます。

 

奥側にもヒーター装備です。

以前車載の時にご紹介しました、みどり商会さんのピタリ適温+2号です。

ヒーターのさらなるバックアップ用に(笑)使用しています。

この写真のヒーターの右上に見える白い四角い部分が、ピタリ適温の感温部で、サーモスタットを兼ねています。この四角をひよこ電球に近づけると、ピタリ適温の温度は下がり、遠ざけると温度が上がります。

この写真の取り付け方から、90℃右回転させると感温部が下側に来ますので、さらに温度は上がります。

(設置時に撮りましたので、電源コードが手前に来てしまってます。後ろを通すのが正解)

 

 

もう一つヒーターが付いてます。

マルカンさんの寄り添いヒーターを、就寝用の止まり木の横に付けてあります。

明け方に「ちょっと寒いや」とおもちが思った場合、移動無しでも少しでも暖がとれれば、が狙いです。

野生の鳥さんは、就寝時に外敵から身を守る為に木の幹に寄り添って寝るそうです。

うちでは、ぴいちゃんもおもちも、この手前の角の部分で寝ています。

 

ケージを上から見るとこんなです。

左の奥を温かく、右手前を涼しく、それぞれにお休み用の止まり木が付いており、間の止まり木を伝って移動が容易になっています。

 

 

左奥のヒーターを動かすのには、アサヒさんのサーモを使っています。

これは暫定使用で、別に精密サーモを用意してあるんですが今日は間に合いませんでしたのでこのままとしてます。

ケージ内の温度計と、このサーモの表示もぴったり合ってました。

 

ケージには、テーブルクロス用の抗菌ビニールシートを掛けてあります。

このビニール、当然ながら高熱に弱いので、ヒーターとの直接の接触を防ぐため、次の様な工夫をしています。

テレビ台の側面に、100均で買ってきた金属ネットを付けてます。テレビ台の脚の部分に結束バンド留めです。

これにビニールをがさっと被せて、ヒーターとの接触防止です。

 

 

動作チェック。

左奥の高温部で、約29℃まで上がりました。

手前を開放の状態で、室温+4℃まで上がりました。

就寝時はお休みカバーを掛けますので、これで十分です。

 

ちぇっくに来たぴいちゃん(爆)

「だいたいオッケーでちねー(^▽^)」

 

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※今回の記事の中でのご注意事項※

◎新品のヒーターは試運転を

新品のヒーターを購入された場合は、ケージに付けずに空(から)運転を行い、動作の確認をお勧めします。

新品時は塗装部分からの臭いが発生する場合があります。

 

◎テーブルクロス用ビニール

ヒーター同様、新品時は臭いの出る場合があります。数日、風通しのいい場所で干してからのご使用にてお願いします。

なお、ビニール製品の耐熱温度は約60℃前後です。ヒーター表面は70℃以上になりますので、多少の接触なら平気ですが、「ビニールで包んで使う」様な使い方は避けてください。

 

 

おしまい