2023.12.06 名代 富士そば 藤沢店
此方の立地は狭義な意味では “駅そば” と呼べませんが、広義に捕まえ本日も “駅そば” として、10月下旬以来の無沙汰を経て大手資本系ダイタンホールディングス(株)が運営する “名代 富士そば” さんを巡礼します。
店名と富士山がデザインされた藍色の暖簾を潜り入店し、タッチパネル式券売機にて食券を購入して、“食券を持ってお席でお待ち下さい” との声掛けを、提供カウンターの女性店員さんより受けて素直に従い席で待ちましょう。
朝そばカレーセット ¥ 450
此方は茹で立ての “押出し生蕎麦” を提供してくれるので、若干の待ち時間を経て自動音声でコールされ、提供カウンターの店員さんより配膳されセルフで引取り着丼、御対麺と相成ります。
先ずは別皿で提供された温泉玉子を丼へ投入しますが、若干小振りな寸法の丼であることに気が付きます。
先ずは個性的な風味の蕎麦汁を啜り、“押出し生蕎麦” を手繰ると、生蕎麦固有のもっちりした食感を有して蕎麦汁の旨味と塩味を纏い美味しいですよ。
お次に温泉玉子へ容赦なく箸を突き立てて、グチャグチャに崩して蕎麦と一緒に手繰ると、玉子のコクが加味され此れ又、美味しいです。
更に平皿に拡がるカレールゥの湖面から、スプーンで掬ってライスと共に頬張ると、業務用感満載の味で普通に美味しいですね。
カレーが盛られた平皿も蕎麦の丼と同様に小振りであり、蕎麦もカレーも量的には中途半端な印象は拭えませんが、単価設定を鑑みれば納得する出来栄えです。
本日も “駅そば” を頂ける幸せに感謝します。
御馳走様でした。
九参-弐〇弐参
”駅そば” 備忘録
天ぷら・かき揚げと、名称は様々ですが、王道メニューな “かき揚げそば” 温製における各店の単価設定と、麺の種類を記載しました。
電鉄系、大手資本系、独立系の “駅そば” が、群雄割拠し熾烈な攻防を繰り広げており、目が離せません。笑々 (厳密には ”駅そば“ とは言えないものや、現在の単価設定と異なっておりましても御容赦下さい。)
原油や食材の価格高騰の影響により2021年から2022年にかけて、“駅そば” 界へも価格改定の嵐が激しく吹き荒れました。
更に継続的な価格高騰を理由として、2022年には年間2度の価格改定を行う店舗も現れ、悲しき哉急激にCPが悪化しています。
そして2023年も年初から価格改定が継続されています。
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生蕎麦提供店
WARABI ¥500 ⇒ ¥580(2022.07)
¥580 ⇒ ¥600(2023.02)
八角(やすみ) ¥480 ⇒ ¥510(2021.07)
¥510 ⇒ ¥540(2022.10)
¥540 ⇒ ¥570(2023.07)
(2023.12価格据置確認)
ゆで太郎 ¥460 ⇒ ¥490(2022.02)
¥490 ⇒ ¥500(2022.06)
¥500 ⇒ ¥520(2023.01)
¥520 ⇒ ¥550(2023.06)
いろり庵きらく ¥440 ⇒ ¥460(2022.03)
¥460 ⇒ ¥490(2022.09)
¥490 ⇒ ¥550(2023.06)
富士そば ¥430 ⇒ ¥460(2022.01)
¥460 ⇒ ¥490(2022.06)
¥490 ⇒ ¥540(2023.01)
(2023.10価格据置確認)
しぶそば ¥440 ⇒ ¥470(2022.02)
¥470 ⇒ ¥490(2022.09)
¥490 ⇒ ¥530(2023.04)
そばよし(日本橋店) ¥520(2023.09 )
えきめんや ¥440 ⇒ ¥460(2021.12)
¥460 ⇒ ¥490(2022.07)
¥490 ⇒ ¥500(2023.06)
箱根そば ¥420 ⇒ ¥440(2021.12)
¥440 ⇒ ¥470(2022.07)
(2023.03 藤沢店閉店)
¥470 ⇒ ¥500(2023.04)
¥500 ⇒ ¥520(2023.11)
星のうどん ¥400 ⇒ ¥420(2022.03)
¥420 ⇒ ¥450(2022.10)
¥450 ⇒ ¥480(2023.04)
¥480 ⇒ ¥500(2023.10)
相州蕎麦 ¥440 ⇒ ¥470(2022.12)
(2023.07価格据置確認)
相州そば 関内 ¥400 ⇒ ¥430(2022.05)
¥430 ⇒ ¥460(2023.07)