ピースボート福島子どもプロジェクト

ピースボート福島子どもプロジェクト

NGOピースボートによる、原発災害下にある福島への支援活動。
第一弾は、この夏休みに南相馬市の中学生約50名をアジアの船旅に招待!

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さぁ!日本に向けて出発~~!!
と、思いきや、実は飛行機が2時間ちょっと遅れることになってしまったんです。。。
さすがに深夜になると中学生たちもクタクタ。
一つの椅子に丸くなって眠っちゃっている姿もまたあいらしく感じます。
本当にお疲れ様。
ピースボート福島子どもプロジェクト

そんなこんなで無事に飛行機も飛び
8時間近くのフライトを乗り越え、懐かしの日本へ到着しました!
無事、49人、全員帰国です!
顔つきがちょっとたくましくなったのは気のせいではないはず。。。
ピースボート福島子どもプロジェクト

お昼のお弁当を食し…
ピースボート福島子どもプロジェクト

ほっとする前にもう一つだけイベントがあるんです。
それがこちら。記者会見です。
みんな、それぞれ、この船旅を通して感じたことや思ったことをしっかりと自分の言葉で述べてくれました。
写真左から、ピースボートスタッフ川崎氏、被団協の中村氏、ピースボートスタッフ安原、小高中学校1年生天尾水樹、鹿島中学校3年生星幸乃、原町第一中学校3年生齋藤廉、PTA会長内田雅人氏。
ピースボート福島子どもプロジェクト

そして、いよいよ「ピースボート福島子どもプロジェクト 2011夏休みアジアクルーズ」最終行程、南相馬行きのバスへみんな乗り込みます。
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本当にみんなよくここまでがんばりました。初めての海外。酷暑のアジア。慣れない船の生活。全てのことが初めての体験だったと思います。それでも、そんなことに負けないくらい、本気で笑い、真剣に楽しみ、一生懸命学び、全ての瞬間瞬間が彼ら彼女らのこれからの人生にとって、絶対絶対に糧になる時間だったと思います。
バスの中でみんなに別れの挨拶をするときは、わけの分からない意地で涙を見せることはなかったけれども、バスのすぎさるこの瞬間は、涙でバスが見えませんでした。。。
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中学生のみんな。是非、その元気を福島に持って帰って下さい。
そしてまたいつの日か、必ず逢いましょう!
最後に。この素敵な出会いに感謝。
ありがとう。
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by 片岡和志
皆様、ご存知ですか?

実はこの「ピースボート福島子どもプロジェクト 2011夏休みアジアクルーズ」の旅の様子をラジオで聞くことが出来ます。

ラジオ局名は
「南相馬災害FM」

南相馬災害FM http://minamisomasaigaifm.hostei.com/index.html

毎日、旅の様子や子どもたちの生の声を放送してくださっています。
また、オンラインでは過去の放送1週間分を聴くこともできます。
2011年8月4日分、2011年8月5日分には子どもたちの音声インタビューも含まれており
約60分間の放送のうちの、大体40分くらいのところから始まっています。

もし、よろしければ、是非、お聞きください。

by 片岡和志
スリランカ大統領との面会後は、スリランカ津波被害者の方々と交流をしました。
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交流をすると言っても、そこには言葉の壁が存在します。
そんな、壁を取り除いてくれる方々が登場。彼ら彼女らはスリランカで日本語を勉強している若者たち。今日はわざわざこの会場に足を運んでくれました。
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写真右の方がその代表者。日本語での挨拶に日本の中学生もビックリ。
とても日本語が上手なんです。
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また、福島の中学生を代表して原町第一中学校3年生の齋藤廉くん(写真左)が挨拶。
「今日はわざわざ遠くから来て頂き有難うございます。スリランカの方々は2004年に津波の被害を受けたと聞いています。僕らも4ヶ月前に同じ境遇にいました。だからこそ、今日は何か一つでも分かち合えることができたら幸いです。」と。
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まず初めに行われた交流内容は、ちょっとした簡単なゲーム。
皆でリズムに合わせて手をたたいたり、前に出したりするというもの。
単純なだけに、誰にでも分かり、面白い内容です。
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その後は、手をたたいた回数に応じて、その回数分の人数に固まり、自己紹介タイム。
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お次はそのグループ対抗、手をたたこうゲームにチャレンジ。チームワーク力がものをいうこのゲームに各グループ、よりいっそう絆を強めていきます。
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その後はみんなで大きな輪になり…
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何人と友達になれるかゲーム。
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一生懸命、お互いの名前を聞きあっています。
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時には、こんな風にメモをとったり。。。
微妙な発音の違いで、名前を伝えるにも一苦労する場面も。。。
それもまた異国の人たちと交流することの醍醐味の一つ。
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最後は、福島の子ども、全員で日本の歌をプレゼント。
練習時間が少なかったにもかかわらず、みんなしっかりと歌えていました。
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また、ピースボートの写真が入った額縁も一緒にプレゼント。
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と、それだけにとどまらず、交流相手側、津波被害者の方々からも手作りの小さなメモ用紙と、メッセージをのせた手紙とを頂きました。
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交流を終え、ちょっと一息。スリランカといえば…やっぱりコレ!
セイロンティーですね。これが、また、めちゃくちゃおいしいんです。
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別れの刻はいつもあっという間に近づいてくるもの。。。
抱き合いながら、別れを惜しむ場面もありました。
始まりの時の言葉、「同じ境遇だからこそ、何か一つでも分かち合えるものがあれば…」
今回の交流では、一つどころか、たくさん分かち合えるものがあったのではないでしょうか。
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津波被害者との交流の場を後にして
次に訪れたのは動物園。ここ、スリランカの動物園は、東南アジアの中でも有数の動物園なんです。驚くなかれ、ダチョウとの距離がこんなにも近いんです。ちょっと気をつけてね。
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のっしのっしと現れたのは、小象。
小象といっても、この距離で見る象は迫力満点。
興味津々で自らの手で象にタッチ。
「毛がたくさん生えてるーー。」「かわいいーー。」「こえーー。」
色々な声が聞こえてきます。
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他にも結構珍しい動物たちがいます。
こちらはホワイトタイガー。そりゃぁ、思わずカメラを向けちゃいますよね。
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存分に動物園を堪能した一行が向かうべき先は
いよいよ空港です。
楽しかったスリランカも、いや、この船旅も、今日でクライマックスです。
写真は出国カードを一生懸命記入している様子なんです。
出国カードなんて書いたことがない子がほとんど。悪戦苦闘しながらも一生懸命記入していきます。
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記入を終え、チェックインを済ませ、セキュリティを通り、準備OK!
飛行機に乗り込めば、後は、日本への到着を待つのみです!
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by 片岡和志
今日はみんな久しぶりの制服に袖を通しての集合。
ちょっと特別な日なんです。
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こちらは星幸乃さん(写真左)と武澤冬弥くん(写真右)。
二人で一生懸命とある原稿を校正し、チェックしています。
本日、何が行われるかというと…
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実は、福島の子どもたち、今日は大統領に会うというとっても驚きなスケジュールなんです。
大統領官邸に到着……
緊張な面持ちの生徒たち…
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と、思ったら、結構、みんなリラックス。立食パーティーを楽しんでいます。
むぅ。。後世畏るべし。
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数十分後……とある女性が現れます。
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彼女こそ(写真右)、まさに大統領夫人・ファーストレディーでございます。
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ファーストレディーを囲んでの集合写真。貴重な一枚です。
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そして、なんと、子どもたち全員、そのファーストレディーから宝石の原石をプレゼントして頂きました。
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そのお礼にと福島の子どもたちからもプレゼント。
そして、ここで、先ほど生徒2人が一生懸命考えていた、お礼の言葉を送ります。
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場所を移して、こちらは大統領官邸の中庭。
いよいよ、大統領と会える時間が近づいてきました。
ピースボート福島子どもプロジェクト

ここには、日本人の記者の方も駆けつけてくださりインタビューを受けたりも。
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そして、ついにスリランカ大統領、マヒンダ・ラージャパクサ大統領の登場です。
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大統領の「みなさん元気ですか?」「津波は怖かったですか?」なんていう質問に、みんな元気に答えていました。一国の大統領に、こんな間近で会えるなんて本当に珍しいこと。子どもたちは大きく感動していました。
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by 片岡和志
船を降りたその先は、最後の寄港地スリランカ。
大統領の招待ということもあって扱いはかなりの国賓級?
立派なホテルに泊まらさせて頂きます。
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お昼ごはんを堪能し…
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向かった先はとある寺院。。。
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そこでの歓迎ぶりも今までに見たことのないくらいの規模。
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ちょっと子どもたちもうろたえつつ…
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寺院の入り口へと向かっていきます。
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見てください!この巨大な寺院。
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靴を脱いで、若干ひんやりとした石畳の上を歩いて中に入って行きます。
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お花を壇上に捧げ。
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中の雰囲気は別世界。
特に仏教徒でもなくても、その壮大さに息を呑みます。
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寺院の僧侶が「私たちも津波にあった。そして君たちも同じ状況下にある。。。」とお話しをしてくださリ…
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「共に祈りましょう」と祈りをささげます。
ピースボート福島子どもプロジェクト

現地の子どもたちも参列し、仏教の教えを説いてくれます。
ピースボート福島子どもプロジェクト

僧侶自ら、子どもたちにプレゼントを…
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最後にはこんな素敵な絵をいただきました。
日本ではなかなか体験することができない宗教というもの。
いろいろな意味で学びとなりました。
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by 片岡和志