きばんやおやじ 感光基板製作のための手順(2) 下準備 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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作業に入る前には、

下準備が必要である。

準備がおろそかになると

作業の段になって慌てることになる。

1.現像液の準備

  現像剤(GEN-50)と容器(1リットルの水が入るもの)を準備する。
  容器にはぬるま湯(30~35℃程度)を1リットルを入れ、
  GEN-50が完全に溶けるまでよくかき混ぜること。
  作業にはビニール手袋を着用するとよい。


さらに容器の下には、新聞紙を2~3枚重ねて敷いておきたい。

  薬液入りの容器を使うので、

  薬液が飛び散ることも想定しておくとよい。

  基板の大きさにもよるが、
  現像液は、1リットルで20回程度の作業が可能。
  次回も利用する場合、
  保存用のPETボトルと、
  PETボトルに注ぐための「ろうと」を準備しておくとよい。
  写真の竹へらは、容器の撹拌用
  竹製ピンセットは基板つかみ用に使用する。

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-現像液作成2

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-現像液の作成

2.エッチング液の準備

(1)エッチング溶液用の湯を準備する。
  エッチングの速度は温度に比例するが
  化学反応による発熱もあるので
  湯の温度は45~50℃とする。
   ET-20に付属の温度計を使用すること。

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-エッチング液温度

(2)エッチング剤 EB-750 1袋 190gに対して
   水650ccをタンクに入れ、
   EB-750を完全に溶かす。

   この際にも新聞紙を2~3枚敷いておく。

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続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-エッチング液準備1


* 注意!!
ヒーターには、最低注水レベルの表示があり、
必ず、この位置より上の部分まで水を入れておくこと。


これで下準備は完了。

 
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