プリント基板製作 自作キット(4)現像 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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露光が完了すると


次は現像作業に移る。


露光後の基板は、


ひと目見ただけでは


露光状態は判別できない。


そこが露光作業の難しいところで、


慣れていない諸兄が


一番失敗しやすい作業である。


当社の感光基板の一番のメリットは、


まさにこの部分にある。


我々の方法では、


露光の失敗がまず起こらない。


理由として、


1.感光基板のフィルム部分をコーティングしており、

  劣化が起こりずらい。


続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-感光基板材料2

2.露光機の性能を高め、

  広いスペースで露光作業を行うことができる。


続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-プリント基板自作_露光前1

露光作業が終わった基板は


速やかに現像液のトレーに移す。


続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-現像液の準備

現像液は、


上記のように液剤を容器(タッパーなど)に入れ、


ぬるま湯(25~35℃)で溶かして作る。


液をへらなどで攪拌すると良い。


しばらくすると


パターン部分にフィルムが残った状態になる。


続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-感光基板 現像1

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-プリント基板自作現像1


続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-感光基板 現像3

続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ-感光基板 現像2

現像されるとパターンがはっきりする。


現像が足らない場合は、


現像液にもどしても問題はない。


現像液の色が変わってきたら、


新しい液に交換すること。


現像液から基板を取り出して乾燥すれば


現像作業は完了。


次はエッチングの方法について解説する。


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