銅箔の厚さと単位 | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

プリント配線板に使用される


CCL(銅張積層板)の銅箔の厚さは、


【 μm 】 の単位で表記される場合が多いと思われるが、


私の会社が製造を委託する


韓国の会社では、


【 OZ 】(オンス) の単位を採用している。


プリント配線板の業界に従事している人間には


至極当然のことではあるが、


先日、


あるお客様から、


「なぜ 重さの単位を銅箔の厚さの表記につかうのか?」


との質問をいただいた。 (なるほど)


そこで、この質問にお答えする。


プリント配線板の材料(銅張積層板)では、


電解銅箔 または 圧延銅箔


のいずれかが採用されているが、


厚さ 35μm の銅箔の場合、


1平方フィート の銅箔の重量は、


1オンス(305g) なので、


これを基板の材料の銅箔厚さの呼称に


使っているということである。


蛇足ながら、


FR-4、CEM-3、FR-1 などの硬質材料では


電解銅箔


フレキシブル基板では 


圧延銅箔


が一般的には使用されている。


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