プリント配線板に使用される
CCL(銅張積層板)の銅箔の厚さは、
【 μm 】 の単位で表記される場合が多いと思われるが、
私の会社が製造を委託する
韓国の会社では、
【 OZ 】(オンス) の単位を採用している。
プリント配線板の業界に従事している人間には
至極当然のことではあるが、
先日、
あるお客様から、
「なぜ 重さの単位を銅箔の厚さの表記につかうのか?」
との質問をいただいた。 (なるほど)
そこで、この質問にお答えする。
プリント配線板の材料(銅張積層板)では、
電解銅箔 または 圧延銅箔
のいずれかが採用されているが、
厚さ 35μm の銅箔の場合、
1平方フィート の銅箔の重量は、
1オンス(305g) なので、
これを基板の材料の銅箔厚さの呼称に
使っているということである。
蛇足ながら、
FR-4、CEM-3、FR-1 などの硬質材料では
電解銅箔
フレキシブル基板では
圧延銅箔
が一般的には使用されている。
8月20日 プリント配線板セミナーをします。
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