メタルマスク(続) | 続 サルでもわかるプリント基板のはなし~きばんやおやじのブログ

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プリント基板の基礎から、実装技術を駆使した品質管理のノウハウ、コストダウンの方策まで、電子機器のものづくりのノウハウの虎の巻です

先週、


三重県のメタルマスク会社に


工場を見学に行ってきましたが、


メタルマスク会社なので


メタルマスクを作っておられるのですが、


特に興味があったのが、


電解処理と呼ばれる工程です。


これは、1ミリにもみたない大きさの部品や


電極のピッチが500μ程度の


繊細な部品を搭載(私たちの業界では実装という)


ために、レーザー加工で穴をあけた後


さらにリン酸と硫酸を含む薬品で


壁面を滑らかにする作業ですが、


どのようなごっつい設備を使うのか


少々期待して見せていただいたところ、


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左側の槽に


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特殊なテープでマスキングしたマスクを浸漬させる


わりと単純な設備でした。


これを右側の3つに分かれた水槽で


中和、水洗、湯洗をして


メタルマスクの完成です。


1版2万3万するもの頷けます。


プリント基板の試作・実装はEMS


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皆様のご参加をお待ちしています。

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