ダウン症のお子さんのお口の発達&言葉の発達① | 大阪·八尾 小児ことばの訓練 食べること相談 はじまりの家

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

ダウン症のあるお子さん専門特化した、

児童発達支援 『はるか』『はるかプラス』専任の言語聴覚士、都築昌子です。


ダウン症のあるお子さんたちの

言語訓練。


ダウン症のあるお子さんたちを、

年間で、実人数は、50名程度。


訓練の述べ件数にすると、

500〜600件以上、

相談と訓練をしています。


本当に、これほどまでに

ダウン症のあるお子さんたち。


0歳から20歳まで。


深く、かかわるとは、

考えてませんでした。


そして、

学童期になってから、

かつては、出会うことがおおかったのですよね。


そんな経験をしているので、

0歳のお子さんの、

5年後、10年後、20年後を

想定しながらの支援をしています。


まずは、離乳食の段階で、

成熟嚥下の獲得。


そして、口腔機能、呼吸機能、身体の発達支援と、

共同注意を意識したかかわり。


また、音声表出も、0歳の時期から促すかかわり。


認知機能をはじめ、

粗大運動、微細運動の発達も含めて

助言などをしています。


そして、

いよいよ、歩行か始まる頃には

本格的な個別の言語療法を、開始しています。


わたし自身、

マカトン法は上級講座まで受講済。


また、インリアルアプローチについては、

本拠地の竹田研究室出身なので、

マスターしています。


さらに、

太田ステージ、

ABAなどを取り入れて、


早期より、言語、コミュニケーション機能獲得に向けてのアプローチを行ってます。


そんな経験を通して、

実感してきているのは、

どのお子さんも、

かなり、分化された、母音と、子音獲得が順調にすすんでいることです。

(知的障害のあるお子さんの中には、日本語母音の分化が不十分な場合があります)


口腔機能の発達支援の基本は、

鼻呼吸と、成熟嚥下、口唇閉鎖

舌の運動発達など、

抑えるポイントがあります。


どうしても、

先天的な、中顔面の、劣発育があるために、

舌の問題や、

口唇閉鎖不全の問題が目立ちます。


さまざまな、先天的な要因に対しても、

神経質になりすぎす、

ネガティブにもなりすぎす。


楽しく安全な、保育園生活がおくれることが目標!

食事タイムも、楽しい時間にすること。


また、食事内容も、3歳児で保育園に入園するころには、

後期食から完了食に到達できるように。


そして、

入園前には

園の先生に、来所していただいたりして。


食形態や口腔発達

気をつけることなどを園に知らせることで、連携をとってます。


もちろん、特別支援についての、アドバイスをすることもあります。

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今日は、嬉しいことがありました♥


言語療法では、脳と心、身体のつなかりと、脳を活性化するのに役立つ

ブレインジムを取り入れてます。


特に、向き癖かあったりするお子さんも多い中、

ダブルドユードュルは、とても、有効です。


(個人訓練のご家庭には、家庭でのブレインジムもご紹介しています)


かれこれ、両手でお絵描きを訓練てはじめてから、半年。


今日は、自分で、スラスラとおしゃべりしながら

両手書きをされてました。


そして、

なんと、『真ん中!』が今日はわかった!!!


お母さんに聞くと。

他にも、体の中心での、さまざまな動きがでてきた!


そんなご報告。、


そうすると!!!


なんと、言語面での、大きな変化が出てきたのです。


まず、先生!先生!と

とってもクリアな発音でお話をしてくれたこと。


いつもは、積み木や教材をしているときは、無口だったのに。


今日は、私に話しかけて、説明してくれたりしてくれること。


お絵かきしながら、

私の質問に、ことばでこたえてくれたこと。


人物画→パパの絵を上手にかけただけでなく。ちゃんとパパだと説明までしてくれたこと。


本当に、上下、前後、左右の中心軸がつながると、

一気に発達が加速してきます。


わたし自身が、言語聴覚士なので、

言葉も、ただ、はっきりした!という曖昧な観察ではなく。


母音の分化

子音の獲得も、観察しなから評価しています。


そうしながら、

構音訓練をしないでも、

日本語母音、子音が獲得できるように、

(いくらでも、舌の運動などを、促す支援方法はあります!)


たった40分の言語訓練時間に


ブレインジム

BBA

ABA

言語表出訓練

PECS®での自発コミュニケーションと、コミュニケーション機能の獲得支援まで。

みっちり、指導!


何よりも、

はるかの言語訓練に来るときは、

みなさん!楽しみにしてきてくれて

それが、本当に嬉しい限りです。


学びが楽しければ、ご褒美なんかなくても、

言語訓練そのものが楽しくて取り組める。


言語訓練という、訓練という言葉が

厳しいトレーニングに聞こえますが。

実は、いつも、大笑いの40分なことも多いのですよね。


私の言語療法は、

どの場合でも。


楽しく、課題をやってたら

日本語音声の獲得ができ、

伝えたいことを伝えられるようになり

癇癪や泣くという、

不適切な方法ではなく。

サインや、絵カード、言葉など、

そのお子さんにとって一番、

その場面でふさわしいコミュニケーション手段を使って伝えられるように支援していくこと。


お子さん、一人ひとりで

課題は、いろいろと違ってきて当たり前!


私のセラピーでは、

おかしを使うことはほぼなし

(PECS®の導入などで一時的な使用はあります)

お口の体操に至っては、ほぼしない。

口の中に、手を突っ込むは、めったにしない。


絵カードで、物の名前を教える!などもせず。


苦しいことや、我慢してすることもなく。


しかし、

確実に、言葉が伸びた

二語文になった

発音がきれいになったなどなど。


どの方も成果を感じてくださってます。


他にも、嬉しいご報告は、

まだ小学校にも、入学してないのに。


毎日、自分から、ひらがなの練習を30分以上され始めた、お子さんも一人ではなく、複数いらっしゃるんですよね。

 

子どもにとって。

勉強も、遊びの一部!


学ぶ楽しさを、知ると、

どのお子さんも、意欲的に、

課題にとりくまれるんですよね。